②店長に最も必要な能力

この辺境の地ともいえるノートに出会っている真面目な人は、代表的な本や記事を見ているに違いない。このノートを始めるうえで見てみたが、「店長に必要な力〇選!」など、素晴らしくまとまっています。特に、マーケティング力、マネジメント力、クレーム対応力、リーダーシップ、コミュニケーション力などはどの職種でも必須中の必須です。このノートでも、部分的には触れることはあると思いますが、王道なところはそちらに任せることにしましょう。

前置きはこのぐらいにして、私が考える店長に最も必要な能力、それは

「バランス力」

です。もう少し詳しく言うと、バランスをコントロールする力とバランスが崩れていることを敏感に察する力。主に後者です。

なぜこれが大事か?なぜ最も重要と思うのか。バランスを保つことが基礎であり、これ無くして成功はありえません。何のバランスか?それは全てです。「会社・顧客・従業員・取引先・数字・商品・・・」

成功どころか、全ての問題はバランスが崩れることで起きます。例えば、従業員トラブル。業務量のバランス、評価のバランス、意識のバランスといったものが崩れることで起きます。期待値のバランス、需要と供給のバランス。様々なものが要因となって表れてきます。

バランスをコントロールする力

逆にバランスをコントロールすることが出来れば、結果をコントロールできることにつながると思います。ただし、これにはそれぞれに対したスキルと時間が必要だと思います。それこそ、文頭で示したようなマネジメント力、リーダーシップ、コミュニケーション力などです。少しずつ信頼を積み重ねてバランスをコントロールできるようにしていきます。

バランスが崩れていることを敏感に察知する力

本当に重要なのはこの察知する力です。全ての事柄は少しずつズレていきます。車の運転のように、微調整をしなければまっすぐ走ることはできません。ズレていることに気づかなければ、行きたいところに行けないだけでなく、反対車線にはみ出して大きな事故につながってしまうかもしれません。このズレをより早く察知することがとても大切なのです。

これが出来ると、問題を大きくせずに済ますことができ、最悪の事態を避けることが出来ます。それも最小の力で対処することが出来、その他の仕事にあてることが出来ます。皆様御存知、名著「七つの習慣」の重要事項を優先するにつながってきます。バランス力の大切さについておわかりいただけたでしょうか。

余裕を持つこと

店長の皆様は毎日本当に忙しいと思います。プライベートも犠牲にされてる方も少なくないのではないでしょうか。
私も嫌というほど経験があります(笑)月間休日4日、連日通しとか若いからできた、、、気づいたら泣いてるとかもありました(末期)

バランス力が大事なことはわかったけど、業務に追われている中で、そんなの気にしてられないと思うかもしれません。ただ、気づかなければ、より大きな労力を使い、信頼を失い、評価されないのはあなたです。どんなに忙しい日々の中でも数分でもいいので、見るだけ、考えるだけの時間を創ってみてください。

お店に入るとき、帰るとき、休憩中の数分。本当に少しの余裕を持つことで、客観的に見ることが出来、新たな気づきがあると思います。(私は飲食だったので、客席に座ることを心がけていました。商業施設内の時は、一周したりしていました。)

小さな余裕は思考を深め、大きな余裕を持てれば健康も保て、自己研鑽もでき、仕事の質は飛躍的に向上します。

まとめ

私が思う店長に最も必要な能力はバランス力です。バランスが長期的な成功に関して、基礎となるからです。日々余裕を持つことで、客観的に見ることが出来るようになり、バランスの崩れを敏感に察知することが出来ます。自らコントロールできるようになれば、結果を思うように得ることが出来ます。重要事項を優先することができ、相乗的に余裕も自己の能力も上がってきます。是非試してみてください。

下手な長文を読んでくださりありがとうございます。店長職に不安を持っている人、どうしたらいいかわからない人、自信が持てない人。少しでも参考になればと思います。

次回は、③数字(PLの使い方)を執筆予定です!