かがやきフェス2024のごく私的な感想
初めてアイドルのライブをみた「かがやきフェス2023」から1年がたった。
石川県に住む1人として、北陸にたくさんのアイドルと、さらにたくさんのヲタクがくる機会は地域経済にとってもありがたい。1/1から色々あった今年は特に。
可能であれば子どもたちにみてもらう機会、キラキラに憧れる「きっかけ」をもっと生み出せたらいいなという仕事脳での思考もある。
自分がロックンロールに救われたように、苦しかったり悲しかったりする人たちが"救い"と出会えたらいいなという個人的な願いもある。
そんなかがやきフェス2024の2日間を終えたヲタクの私的な感想文。
かがやきフェス2023に行った
昨年、仕事で場づくりを学んでいる機会の1つでアイドルフェスに行ってみようということになり、地元に近い金沢で行われている「かがやきフェス」のチケットを買った。
結論から言うと、そこで大きな衝撃を受けたことでそこから1年の生き方が大きく変わった。
今まで1ミリも関わってこなかった「アイドル」が思考、時間、家計、家の収納に至るまで全てにおいてそれなりのウエイトを占めることになった。そしてなんなら関わるはずのなかった知り合いも増えた。最高。
だから、お礼の意味を込めて誰が出演することになっても今年はかがやきフェスに行くと決めていた。でもせっかくなら今年もフィロソフィーのダンスさんやフルーツジッパーさんも見たかったなぁ
かがやきフェス2024
day1
今年の本多の森北電ホール(1番大きい会場)は「アップグレードチケット」という制度があり、追加料金で目当てグループ(初日はブロック)のタイミングの前方指定席が確約されるという仕様。
「朝イチから行かなきゃ!!」という焦りがなくなったため、近場でやってるオクトーバーフェストで最高のビールを飲んでからの参加。
人生で初めてライブをみたアイドル、「仮面女子」さんに間に合えばいいかなと思いつつ近場まで車(を運転してもらって)移動。
基本的には座ってみていたので、立ってしまったグループだけメモ。
仮面女子
去年、初めて見たヲタクの声援と仮面女子のパフォーマンスに感動したけど、1年間相当アイドルを見てきて、自分なりに応援するグループもできた中で、今見ると仮面女子をどう感じるんだろうという興味の側面が強かった。
結果、「やっぱり仮面女子(と、そのヲタク)が凄かったんだ!!」という結論。
ファンファーレ、曲良すぎ。やっぱり涙出そうになる。
基本的には最高声質&圧倒的パワフル歌唱力オバケを好きになる体質だけど、仮面女子さんは涼邑芹さんから目が離れなかった。
所作の一つひとつ、ダンスの迫力、ラップ、全てがかっこよすぎた。
初めて宝塚の男役スターを見たときに近い感覚。
ビヨのスでみた平井美葉さんや日プ→IS:SUEの田中優希さんに感じたのと近いものがあるかも?
学マスの有村麻央先輩が目指していた姿がここに…!!
なんにせよ、よっぽどじゃないと撮りに行かないチェキを軽率に撮りにいくことを決意。
そのくらいよかった。
ちなみに、芹さんはヒプマイの舞台に出てた。
好き×好きの可能性ある。
柏木由紀
なんか、立たざるをえなかった。
だてにアイドルやってきてないよこの人。
信じられない安定感でした。パフォーマンスも、MCも。
大声ダイヤモンドとか、別にAKB好きじゃなかったけどしっかり世代の曲だもんな。
豆柴の大群都内某所 a.k.a MONSTERIDOL
期待値とのギャップでいえば、この日のトップ。
クロちゃんのやつでしょ?くらいの認識で、まじで1ミリも知らなかった。
曲の雰囲気も、歌唱パフォもよかった。WACKか、納得。
ナオオブナオさんかな?高音までまっすぐ強く歌える人がいた。ちょっと気になった。
ナナランド
シーオンのアップグレードチケットと同じブロックだったから、前方エリアでナナランドヲタクに囲まれてみた。
気まずくて一応立ったけど、結果的には楽しかった。
少なくとも自分の周りにいたナナランドヲタクたちはとてもよかったな。いい雰囲気だったし、とても楽しめた。
全員卒業するの?本当に??
C;ON
今回のかがやきフェスは開催決定の時点で行くつもりだったけど、自分が好きなグループがいるのといないのではモチベーションが全然違う。本当に来てくれてありがとう、シーオンさん。
実は9月現在、2024年で1番ライブに顔を出しているのがシーオンさんだったりする。
ただ、ワンマンは5/6、フェスを入れても6/2のミリオンロック以来3〜4ヶ月行っていなかった。
なので、とっても久しぶりの感覚。
今のシーオンがフェスで新規をつかみに行く、定石セトリ。
楽器隊の煌びやかさ、歌の上手さ、ビジュのよさ、どれをとってもやっぱり強くて、「さすが!」という感想。
特典会では、新規無料&ファストパスの効果が出まくって、しおんさんの列は30分くらい進みすらしなかったんじゃないかな?いいことだ。
ジエメイ
ずっと本多の森北電ホールでのんびりしてたけど、ジエメイさんだけは1曲だけであってもどうしても見たくて、シーオンさんが終わってすぐに金沢AZに移動。汗だく。
金沢に新しくできたライブハウス「REDSUN」のこけら落とし公演でカイジューバイミーさんとのツーマンをやっていて初めてみたのが8/9。
これが予想を大きく上回って「このグループは凄いのではないか?」という感情になった
これ以上現場が増えると困るし、そもそもあまり楽しめないので、(最初にみたかがやきフェス以外)基本的にフェスとかには行かない。
だけど、できることならもう1度ジエメイさんは見てみたいと思っていたので無理して回した。
着いたらまず、箱が小さすぎて溢れてた。来年はもう少し大きい箱がよいのかも。召命コーリングの途中から入れたけど、ぶっ飛んでて本当によかった。
前回の感覚が勘違いじゃないようで、ちゃんとワンマンで見てみたいと思いました。
この日は特典会が前物販だったみたいなので次回もし行けたら。
かがやきフェス2024
day2-C;ON
2日目は知り合いのヲタクとも合流しつつ、とりあえずチャンカレからのビアガーデンスタート。
day2はシーオンさんが2ステージあるので特典会も含めると4回、前日を受けての仮面女子さんを入れるとこの日は基本それだけで終わった。
シーオンさん、ダブル金沢と金沢AZだったけど初日も含めて、前後のグループのヲタクたちが「シーオンは見てみようと思ってる」と残ってくれてるのがとても嬉しかった。金沢AZとかTaskさんの後だったこともあってだいぶ狭かったけど。
ダブル金沢
エロティカ・セブンいいよね。
そして、曖昧とBambina!!
昨日の初見を巻き込む、シーオンのわかりやすい強みを見てもらうセトリとは違う魅力を見せようとする感じ。フェスでは珍しい感じもしたけど、会場も狭かったし、この回だけみても、昨日と合わせて1つのライブとみても、この次と合わせて1つのライブとみてもいいセトリだなぁと思った。
金沢AZ
MagiC!on...スタート。
STOR;ES新規として、いろんな土地で「CDの曲順ライブ」を見てきたのでやっぱり自分はアルバム曲への思い入れが強いんだなと思いました。変な声出たもん。
そして、2日3ステのラストはNoisy。
「イーじゃん!? なりふりなんて構わず その拳突き上げろ」
「勿体ぶってないで さぁさぁこっちおいで ウチらの本気を見せてやるぞ」
「震える魂の刻む鼓動感じて 声の限りハモれ!」
「好きだっていう気持ちに遠慮は要らない シノゴノ云わずハモれ!」
たった5曲、ダブル金沢と合わせても10曲の短いライブだったけど、シーオンが大好きだったと思い知らされる最高のライブでした。
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9ヶ月たち、立ち直りはじめた能登でまた、心が折られるような豪雨災害があった。
悔しいけど、できることを一つずつ。
ロックにもアイドルにも、人を救うポテンシャルがある。と、思う。
きっとまた力をかりるときがくる。そのタイミングまで、それぞれの場所で頑張りたい。