ChatGPTに聞いてみた
学生時代、校内に計算機センターという施設があった。
数十台のパソコンが並べられ、各々の学籍番号を入力すれば、インターネットが使える、そんな施設だった様に記憶している。モニターはすべてブラウン管であった。
時代は90年代末、私はインターネットネイティブ世代(正確にはデジタルネイティブというらしいが)である。
ポケベルを使い、PHSをピッチと言っていた世代でもある。
今の10代、20代はAIネイティブ世代になるのだと聞く。
AIは世の中の多くをガラッと変える、パラダイムシフトが起きると見聞きする。
どうやら私の仕事もなくなる職業の筆頭に上がっているらしい。(私自身はこの予測に非常に懐疑的だが)
しかし、AIが世の中を変える、あるいは既に変え始めていることは事実なのだろう。
実際何が起きているのかさっぱりわからないし、ユーザーとしては取り残されていくのだろうと思う中、試しにChat GPTというものをいじってみた。
You
法務省検討会
Chat GPT
「法務省検討会」という表現は一般的な日本の法務省における会議や検討会を指すかもしれません。法務省は日本国内で法律や司法制度に関する政策を立案し、執行する役割を担っています。検討会は特定の法律や政策について関係者が議論し、意見を交換し、最終的に方針や施策を決定する場として機能します。
法務省検討会は通常、法務省が関連する問題や法改正案、司法制度の改革について行うもので、法務省の官僚や専門家、関連する利害関係者が参加します。これらの会議は法律の適用や制度の改善に向けて意見を集約し、より良い方針や政策を策定するための場として重要な役割を果たしています。
You
法制審議会
Chat GPT
法制審議会(ほうせいしんぎかい)は、日本の法律制定において重要な役割を果たす機関の一つです。この組織は、法律の制定や改正に関する事項を審議し、政府に対して助言する役割を担っています。法制審議会は、内閣総理大臣が任命する法律・制度に関する専門家や有識者で構成され、様々な専門分野の知識を持つメンバーが参加しています。彼らは法律の整合性や適切性、社会的影響などを検討し、提案された法案について意見を述べます。その後、政府は法制審議会の意見を考慮しながら、法律案を最終的にまとめることになります。
と言うことだそうだ。
少し正確性を欠いている(法制審議会の委員は内閣総理大臣ではなく、法務大臣が任命すると思われる。)かも?と思いつつも、そもそも私のChat GPTの使い方がイマイチなのかも知れないとも思った。
ただ、ひとつ私が体感として分かっているのは、法務省検討会はあくまで検討会であり、法律の制定や改正に実効力を持っている訳ではないと言うことである。
法制審議会が開かれるか否かも今の段階では分からない。
非常に時間がかかり、抑制的な雰囲気の下であると言うことは、確かな事である。
※
学生時代、PHSから携帯電話への移行の波はあっという間だった。
卒業時分にPHSユーザーは周りには居なかった様に思う。
その当時何かと話題になっていた番組「プロジェクトX」が18年ぶりに復活したとのこと。
ザッピングをしていたら、たまたま新プロジェクトXにあたった。
『18年ぶりに復活する新プロジェクトX。初回は「東京スカイツリー」建設工事。高さ634mの天空の現場に挑んだ技術者と職人たちのドラマを追う。施工の責任を負った技術者が胸に秘めていた、亡き上司への誓い。鉄骨加工を請け負った職人が交わした妻との約束。そして完成間際、東日本大震災が発生した中、鳶(とび)を率いるリーダーが下した決断。のべ58万人が総力を結集した日本の建設史上空前の難工事。その知られざる物語。』
ゆくゆくはAIで建造物の建設が出来る様になるのかは、知らないが、少なくともしばらくは人が前線を張り続ける分野が多いはずだと思う。
一大プロジェクトに臨んできた人々へのクローズアップが「国策めいていて鼻白む」と言う論調も飛び交いやすい世の中になった。
番組制作の在り方はさて置き、引き続き現場を張っている人間ドラマの承継によって社会が回っていくのが実際のところだと思う。
番組の最後、ついにスカイツリーが完成する場面が出た。
スカイツリーを真下から見上げる映像に、娘と一緒に見上げた時のことを思った。
娘の棺を乗せた車は自宅から葬儀場に向かう途中、スカイツリーの周りを一周したそうである。
水族館に通った思い出を聞き、葬儀屋さんがそのように計らってくれたそうだ。
そのことを思い、テレビに背を向け、枕に顔を押し当てて泣いた。
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