【UXトレースシリーズ】ーグロービスの人材育成・企業・社員研修サービスについてー
▽前置き
「体験を設計する」というトレーニングをするために、
初めてサービスを利用に関して、細かく言語化する訓練をしてみたい。
自分の経験を俯瞰的に捉えて、言語化してみたい。
グロービスとは、はてなキーワードより
経済分野における社会人教育・投資を行う企業グループ。
『経営に関する「ヒト」・「カネ」・「チエ」を提供し、社会の創造と変革をサポートする』ことを謳っている。
グループは、社会人教育・研修・出版を行う「株式会社グロービス」、ベンチャーキャピタル投資・MBO支援を行う「株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ」、ビジネススクールから発展した「学校法人グロービス経営大学院」の3つの組織からなる。
今回は、その中でも法人向けに提供されている研修を選択し、対面の授業を受講したのでそちらについて整理したい。
参考URL:http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B0%A5%ED%A1%BC%A5%D3%A5%B9
▽体験前 ー授業までの流れー
大まかに以下のような流れで授業までの流れがある。
①研修の選択
②マイページへの招待
③受講前の諸注意
④シラバスダウンロード
⑤事前予習
⑥課題提出
●気づき
・受講前の諸注意を受けないとシラバスがダウンロードできない仕組みになっており、そこで必ず予習をするように注意がある。
・マイページの画面は情報量が多すぎて、少し見づらい。シラバスがどこにあるのか迷子になる。また、事前課題へのページ遷移も少しボタンがわかりにくい
・デフォルトで通知メールがオンになっているが、メール通知が多すぎる。ディスカッションボードが積極的に使われるようになると、他の生徒が課題提出するたびに人数分通知が来てしまう。講師の投稿のみ通知がちょうどいい
・投稿のたびに講師がしっかりと返信しているため、生徒は結構嬉しい。
1対1で指導されている感覚を得られる。
▽授業当日
①タブレットで出席
②授業前の参加者による名刺交換会
③授業
・今回の講義の導入
・講師からの質問について
-講師は答えを言わない
-受講者は、ほとんどの人が手を上げる
-受講者の質問について他の受講者が答える
・生徒によるグループワークについて
-グループワークでの振り返り
-参加メンバーからのFB
-各グループの気づきを全体シェア
-ワーク後に体系的な全体像を講師からインプット
●気づき
・参加者への気づきを促す設計が非常に作り込まれている。
他の参加者からの質問に参加者が答える。ワーク参加者から即時的にFBを得られるようにするなど。
・質問をする行為への肯定的な態度が一貫している。講師がしっかりと雰囲気を作っているからこそ、会社でもあり得ないほど質問に手が上がる。
▽体験後
・研修への振り返りをディスカッションボードで共有
・実務で学んだことを生かすことを促す
・実務で生かす1週間、予習をさせる1週間
●気づき
・授業で学んだことを実務に活きるように振り返り課題を設定しているところが秀逸。リアルな業務に活きなければ生徒や研修を発注している研修人事は満足しない。
授業→実務で活かす→ボートで共有→授業で他メンバーに共有、気づき拡大というサイクルが素晴らしい。
▽感想
社会人の学びがどうあるべきと考えているのか。社外の学びとしてグロービスで学ぶことに成長実感を持ってもらう。社外で学んだことが、実務に活きる兆しが見えるという状態を目指しているように思える。そのための学びの設計がしっかり作り込まれている。例えば、
・予習を全員に行わせて授業の質を担保する
・生徒の発言を活発させる仕組みを作る
-質問する行為自体を評価
-生徒の質問を生徒に答えさせる
-生徒が答えた答えを否定しない,正解はないスタンス
また、リアルな学校空間を持つことの意義を考えさせられるものだった。
例えば、
・対面で会うことにより、会社を超えた横のつながりができる
・講師対生徒だけでなく、生徒対生徒での学びがある
(グループワークなど)
・単純接触効果により、授業に出てる講師やメンバーに親近感が湧き、授業に対するモチベーションが高まる
・社外での交流が増える。授業が終わった後、懇親会があるなど。
社外での学びの場の設計という領域は興味があるし、面白いなーと考えながら、継続的に研修を受けていきます。
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