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【読書ノート】成果がより問われるリモート勤務だからこそ読みたい書籍 ー独学の技法ー

今回は、以前読んだことのあった山口周さんの本を再読。

コロナの影響による在宅勤務の増加。

時間では無く成果がより問われていくという時流において、
「いかに生産性を高めていくのか」という問いに対して示唆深い書籍。

ちなみに山口さんは、


1970年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ等を経て現在は独立研究者をされている方。

独学についての考え方や方法は、
研究者ではなく、ビジネスマンとしての経験からくるマーケティングやリサーチのエッセンスなどが入っており新鮮。

例えば、

企業からコンプライアンスの再発防止を依頼されたケースでは、
過去の歴史において、「人類が権力者の暴走をいかにして防止するか」という問いを置き直し、過去の歴史から示唆を得た。
その示唆は、組織の中で常にカウンターバランスを取ることで、常に摩擦が起きるような仕組みを作ること。
※視野を大きく広げ、他者と差別化された示唆出しと行動の提示を行った。

■この本を読むと良い人


 ・在宅勤務の生産性をあげ、時間に対する成果の質をあげたい方
 ・興味のある分野を乱読しているものの、なんとなく達成感がない
 ・新著や話題の本ばかり手にとっていてマンネリ化している

■この本で学べること

 ・有限の時間をいかに効率的に使うのかという考え方を知ることができる
 ・新しい独学の方法を得ることができる。

■印象的だったポイント

①読書は、テーマ(問い)を立ててから、ジャンルを選択する

心理学を学んでみたい、哲学をもっと知りたいではなく、
「人が、夢中になって取り組み状態には何が必要か」と言ったような問いを立てる。
その問いに対して、各ジャンル(学問領域)を選択することで、
ジャンルが広がり、大きな視野から人と異なる示唆出しができる可能性が高まる。

※普段の業務で”何かを調べる”という時の考え方と同様で、先にとくべき問いを立て分割してから、読書をしてみる。
読書の目的にもよるが明確にアウトプットにつなげたいときは気をつけたい

②常に行動まで提案する
事実 → 示唆(事実から言える自分なりの解釈) →行動提言(だからこうすべき)
示唆までだと評論家、行動の詳細だけだと各論ばかりの人になる。必要な情報を順序立てて、伝える。


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