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年々秋が遠くなっていく気がする。
といっても、それは豊かな四季のある国にいるから感じられることなのだろう。

季節は平等じゃない。

それぞれの地域によって、自然はそれぞれの顔を持っている。

日本の四季の移ろいはとても好き。
日本語は同じ意味を持つ単語が多いと思うけど、争いも少ない一民族国家ゆえに、興味関心が自然へと向かっていたのかもしれない。

そんな四季を自分の実存と絡めて制作したのが、『迷宮季譚』というプログレッシブロックのミニアルバム。

春と夏は以前紹介しましたので、秋です。

つるべ落とし、という言葉が好きで、秋の何とも言えぬ寂寥感と郷愁、そして真っ赤に染まる紅葉と落葉の、恐ろしくも美しい情景が、怖いもの見たさから神隠しへと通じる不可思議さ。

そんな幻想世界を曲にしました。

イラストはDakenさん。
イメージにとてもぴったりです。


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