
名もなき人々
※こちらはツイートまとめです。
右には大きな物語が厳然とあって、確定されたロマンがあるが、そのロマンの体現者は三島で途絶えたのではないか。アベ氏は空洞だったがサラブレッドゆえにロマンの活用が可能だった。スガ氏にはそれがない。がゆえにただの空洞。
”れいわ”は短期のロマンがあったが、”長期”ロマンは示せなかった。その先にある世界にまではロマンを掻き立てられなかった。政党が一般化すると短期ロマンですら消失してしまう。
無党派層の50%はロマンに飢えている。短期でない長期のロマンに。しかしそもそも永続するロマンなどあるだろうか。それは一定の秩序の元でしか難しいだろう。
だからロマンは短期でよい。ロマンが実現可能なビジョンへと"進化"することで政治として機能する。
ロマン無きビジョンは空洞でしかない。まずロマンが必要なんだと思う。そして残念ながらロマンは暗記系のお勉強では生じない。Wikiにも書いていない。もちろんお金でも買えない。ロマンが生じる社会を設計しないといけない。
消失していくロマンを救えるのは人文学であろうと思う。だから芸術家や知識人には頑張ってもらいたい。それは市場競争から抜け出した位置での思考と活動が必要だろう。お金を稼ぐパフォーマンスを超える必要があるが、それは果たして可能なのだろうか。
芸術と知におけるステイクホルダーだと綻びが必ず生じる。重要なのはそれらを咀嚼できる市民芸術家、市民思想家という名もなき人々なのかもしれない。芸術と知を生業にする人は、そういった人たちにロマンの原石を提示して欲しい。それを実現するのは名もなき人々なんだ。