疲れちゃうかも…
みなさんは「車いすマラソン」という障害者スポーツを知っていますか?
僕は、若いころに数年間取り組んでいた時期があります!
ただ、根っからのスポーツ好きというわけではありません。その証拠にオジサンの今は車いすマラソンに限らずスポーツとは無縁の生活を送っていますし、当時始めたきっかけは車いす生活が出来るようになるために入所した施設の訓練カリキュラムの一つだったからにすぎません。
今回は、そんな僕が地元で開催された大会に初めて出場したころの話を書きたいと思います。
さて、当時の僕は競技者としての体つきとは言えずガリガリに痩せていましたし、病弱で体調をすぐに壊すような情けない状態でしたから、練習中にケガすることなく体調管理がしっかりと出来て無事出場することを第1の目標にしていました。ところが、出場どころか制限時間ギリギリでハーフマラソンを完走してしまい…大会が地元で開催されたことや、熱心に各報道機関へ宣伝をしてくれた知人のおかげもあって、しばらくの間ですが「時の人」として脚光を浴びてしまうことになります。
報道の内容は…
「病気を患い車いすが必要になった青年が大会に出場し見事完走!(困難から逃げずに向き合い続ける努力家?)」
今考えたら、ネタがそれくらいしかないので当然ともいえる(報道内容に一喜一憂する必要はない)のですが、それまでに注目を浴びたことなど全くと言っていいほどなかった僕は、プレッシャーを感じ押しつぶされそうになっていました。
「今のままじゃダメだ…」
普段は報道内容とかけ離れていると感じた僕は、世間の多くがイメージするに違いない報道内容にできる限り近づかなければ外に出ることは出来ないと勘違いをしてしまいます。
ですから、役を演じたわけです!
そこから僕の歯車はどんどん崩れていきます。
食欲不振
眠れない
だるい
疲れる
笑顔になる気力がわかない
…などなど
最終的には医療機関のお世話になってしまうのですが、僕には良い教訓となりました。それは…
「心の底から本気で変わりたいから役を演じるならともかく、少しでも嫌な気持ちがあったり他人の目を気にするあまり役を演じたら、結局は疲れるだけだと言うこと」です。
それからは、(前回の記事に書いたときのように)僕が本気で変わりたいな~と思ったとき以外は、他人から流されることなく自分らしくありたいと思うようになりました。
いかがでしたか?
今回の話が、何らかの形で、みなさんのプラスになったら…
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