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台風、インシン

最近、目が弱くなってきました。何がって話ですが、スマホにウェザーニュースがメールで来ました。いや、台風、インシンを、台風、イノシシって読んでしまったんです。
さらに、それを見ながら、「台風、イノシシが来るんだって。激しい台風なのかなー」と何の疑問なく周囲に語りかけてしまいました。

目が弱くなる

自分の目が見えにくいなあと思ったのは40歳になる頃でした。元々、近眼で眼鏡を利用していたのですが、なんかボヤける。本が読みにくいと思いながら過ごしていました。そのうち、携帯の文字が見えなくて、まさか、失明の危機!と焦って、覚悟を決めて医者に行きました。
そしたら、「老眼です」と当たり前のように言われました。いや、まだ40歳.老眼ってもっと歳になってからじゃないの?って頭の中でエコーが響きました。
とりあえず、老眼鏡を作ることになりました。

初めての老眼鏡

最初、老眼鏡をかけて見て、なんと使いにくいんだ。って驚きました。
眼から30センチの距離なら見える、ピントが合うんです。でも少し離れても、近くなってもボヤける。
さらに、老眼鏡をかけて、ホワイトボードに目をやると、字があるのはわかるけど、何が書いてあるかはわからない。これはこの先どうしたらいいかわからない。老眼と近眼を切り替えながら生活すんのかぃ。と途方にくれました。

中近両用眼鏡
老眼鏡を作って2週間、流石に使いにくいし、首が凝るので医者に行きました。
そしたら、老眼鏡に追加して、中近両用眼鏡を勧められました。
こちとら、素人なんだ。中近両用眼鏡とか聞いたことないし、遠近両用眼鏡は聞いたことはあるけど。中近両用?そんなもんがあるなら最初に言ってくれよー。二本買わないといかんのかー。
でも、見えないと仕事にならない。ってことで買いました。

目が見えにくいと困ること
目弱くなると難儀なこと。
まず、私の焦点の合うの狭い。
つまり、眼鏡かけても距離が微妙なんです。

これが何が困るかと言うと、少し離れてテキストの問題をみたら、字を読み間違えてしまう。問題を解いている時、数字や記号が読み違うって致命的なんです。
違う数字で問題を解き進める。基本的に問題をそれまで一目で読んでいたし、計算も早かったので間違い、計算ミスが増えました。
これは、未だに気持ちが乗っているときや解法がわかりやすいとどうしてもやってしまいます。つまり簡単な問題ほど、計算間違いをしてしまうと言うことになる訳です。

2つ目は、本が早く読めなくなった。
20代の頃は文庫本なら15分から30分で読めていたのですが、眼鏡のピントに眼の動きがついていかない。そりゃ、ピントが合うのが、数文字だから読めなくて当たり前でしょうね。
眼をあまり動かさず、本を動かしてみたり、眼鏡を額に、裸眼で近くに本を読むよせて読む。どちらにしても新書版以上はやりにくい。

読書量が著しく減ってしまいました。

最後に
ありきたりですが、眼は労わりましょう。
スマホは目を痛める。眼鏡を額に読み始めて眼の疲れが倍増しました。

目が見えにくくなり、本が月に30〜50冊から月10冊くらいに落ちたときに、改めて思ったのは、このまま読めなくなると悔しいと思いました。今の内に読んでおかないと、そう思って、何が何でも読まないと、出来るうちに知識を埋めたいと思い立ちました。

今は工夫を凝らして月に20冊近くは読めるようにはなりましたが、眼の疲れは昔の比ではないです。本によっては目が熱くてぐったりすることもあります。

それでも、やはり知識を得ることに渇望してしまうのは人間のサガなんでしょうか。

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