姉妹/響けユーフォニアム3②
彼女は元々デカいモノが好きだと言う
デカい動物をあやしてる様にチューバを持ってる
錯覚を覚えてしまった
大型犬に愛し愛されそうな愛嬌がある
彼女の名前は"釜屋すずめ"
3年生にお姉ちゃんがいる
姉の名前は"釜屋つばめ"
久美子は
つばめから
「あの子ちょっと変わってるから……」
という心配の旨を打ち明けさせられる
そういえばあたしも姉妹だったけ……
信頼
お姉ちゃんだからと
姉はお姉ちゃんという看板を
産まれながらに携えてるのだろうか
久美子は妹だった
関係ないといえど
どうしても人間性は育ちに準ずる事となる
しかも女性が多数ひしめき合う吹奏楽部だった
如実に見え方も感じ方も違う
そんな久美子は部長である
部活動の姉を担うと若しかしたら
遜色がないのか
如何なんだろうか
実際
疲労感に苛まれない日
なんてないのかもしれない
塚本は部長として
久美子をみてしまう
姉でもない久美子に対して
姉であれと負荷を伝えるのであった
一番貴方がそれに気づいてあげなければ
ならないのにと親友は憤る
そんな翌る日
新入部員の真由子の様子を
伺うように会話に入ってくる奏を傍に
釜石姉妹の妹すずめより
久美子はつばめの気持ちの代弁者代表として
相談を受けるのだが
伊達に姉の妹をやってない久美子は
ほぼほぼ話を直ぐに収めようと
自然に対応する運びとなった
先輩たちは事前に予測して
対処をしてたはずだ
あと頼ってたっけ
やっぱり部長に向いてないのかも…麗奈
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?