対話的な授業はダメって…
こんばんは、やうたです。
今日は職員会議でちょっとおかしいなーと思ったことを言わせてください。
一応、僕の自治体では来週から学校が再開される予定です。(明日になって休校延長がされるかもしれませんが)
さて、そこで授業のあり方について、県の教育委員会からの指針が示されました。要約すると、マスクをつけていれば、対話的な授業はやってもいいよという文脈です。そりゃ国があれだけ、対話的の授業を薦めているんだから当然ですよね。
僕は内心よしよしと思いました。というのも、僕は知識伝達一斉講義型授業に、意味を見出していない部類です。だって、前の記事にも書きましたけど、それなら動画の方が、オンライン授業の方が優秀ですから。それに、学校にくることはかなりハイリスクです。そのリスクを背負うならば、それなりのリターンも必要です。家でできないことを、学校ではできるようにしないと意味がありません。
だから、対話的な授業を限定的ではあるけれど、県教委がオッケーを出してくれたことはありがたかったのです。
ところが、ある教師が校長に尋ねます。「じゃあ、対話的な授業をしてもいいってことですね?」と。すると、校長は「いや、よくない。控えてくれ」と。
なんのための指針だ。
いつもは、指針を忠実に守ろうとするのに、なぜこんな時はその指針を無視するんだ。
改めて、思わされました。
要はみんな変化を求めていないんです。
今回のコロナ騒動は、僕はチャンスだと思っていました。オンライン授業や双方向的なやりとりがバーチャルで行われるようになるのではないか、学校がなぜ存在するのかが問い直されるのではないかと。
でも、実際は違います。
現場はコロナの状況に沿って、既存の価値観を強化しようとします。今までの授業形式なら現状オッケー。でも、新しい取り組みはダメだよ、と。
ま、愚痴ばっかり言っていても始まらないので、どうやって対話的な授業を成立させるかを考えます。みなさん、アイディアあれば教えてください。
いつのまにか、学校教育は知らず知らずのうちに機能不全を起こすでしょうね。