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大事なのは「正解」じゃない【ハック思考 1】
どーもー、やうたです。このごろ堅苦しい文章が続いたのでラフに行きたいと思います(笑)今日はいま話題の(だと思うんですけど)「ハック思考」を読んで、思ったことを書いていきます。
まず筆者は、世界のルールについて、次のように定義します。
時間✖️お金→成果
だと。そして「ハック」とは、「→」の変換効率を劇的に上げることだと。そのために必要なステップはたった2つ。
人と違う規則性や法則を見つけて、…①
その規則性や法則を構成するシステムのスキマに介入する。…②
ことです。実際に考えてみましょうか。
あなたならどう「ハック」しますか?
話の舞台は、ある大きなオフィス・ビル。
そのビルの管理会社は、「ビルに設置されたエレベーターの待ち時間が長い」と借主から多くのクレームを受けていました。そこで、設計の専門家を呼んで解決策を聞くと、
①エレベーターの増設
②より高速なエレベーターへの機種変更
③新たに開発されたエレベーターの制御装置の設置
の3つが提案されました。要するにすべて多くのコストをかけない限り難しい。しかし、そんな資源はない。
さあ、管理会社は、どうこの問題を「ハック」したのか?
彼らが導き出した解決策は「各階のエレベーター前に大きな鏡を置く」です。
なんで!と思われるかもしれませんが、実際にクレームは一件もなくなったそうです。じゃあなぜ解決したのか?
それは「エレベーターの待ち時間として認識される時間が減ったから」です。エレベーター前の鏡で、そこを覗き込み、身だしなみを整えたり、後ろにいる魅力的な異性に目をやったりする時間が増えたから、待ち時間として認識されなくなりました。
僕たちはこの問題に直面した際に「物理的な待ち時間」を短くしようとしますよね。何秒短くできるかな?より効率よく短くできないかな?とか。でも、この管理会社がしたことは「心理的な待ち時間」に着目し、それを減らそうとしたのです。
筆者は次のように「ハック」を語ります。
やっていることは非常にシンプル。むしろくだらない。なのに効果的。これがハックの威力です。
と。
学校教育は、多くの問題を抱えています。「部活動」「校則」「働き方改革」などなど。これらの問題に対して僕たちは「正しい解答」を求めがちな気がします。「残業代をちゃんと保証すればいい。」とか、「部活動は廃止すべきだ。」とか。僕も職場で声高に言ってしまいます。理屈は通っているなと思いますが、実現するにはコストがかかりすぎるんでしょうね。
もっと、「シンプルで、くだらないけど、効果的な解決策」はないのでしょうか。具体的な方法を明日は考えていこうと思ってます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました!!