メディアの非マス化【第三の波 3】
こんにちは、やうたです。
さて、今日は「第三の波」を読んで思ったこと、特に「メディア」について書いていきます。
いきなりですが、みなさんはどこから情報を仕入れていますか?
テレビや新聞などのマスメディアでしょうか?
それとも、SNSやLINEグループから流れてくる情報でしょうか?
テレビや新聞などのいわゆるマス・メディアが、力を持っていると思っている人は多いでしょう。事実、マス・メディアはひと昔前までは、絶大な影響力を持っていました。画一的なイメージを大量の人々に植え付けることが可能で、工業化社会の「規格化」に一役買っていました。
しかし、いま「メディアの非マス化」が起こっています。大衆向けの情報よりも、SNSを通じた個人の情報やLINEグループなどの個人が所属している集団からの情報など、系統だったものではなく、無差別的な情報が文字通り流れていきます。
もう一つの特徴として、「瞬間的文化」があります。工業化社会を生きていた人たちは、まとまった時間に、まとまった内容の情報でないと受け付けない。つまりは完成された情報を求めていました。しかし、これからの情報化社会を生きる人は違います。分断された情報が大量に流れてくる中で、瞬間的にその情報を自分で整理して、個々の想像で、現実を創造します。
これからの時代を生きる人は、必然的に、現実を自分の中で作り出し、作り替えることが求められます。つまりは、ロボットのような「規格化」されたものではなく、人間はより人間らしくある「個性化」が求められていくでしょう。
そんな社会では、周囲の人々はより多様化するため、予測することが求められる。今までの常識は通じなくなるのです。
より多くの情報を手に入れ、予測しないと、僕たちは一歩を踏み出せなくなる。まさに今の学校現場はそんな状況に陥っているのではないでしょうか。