「つながり」のコントローラーを自分に

こんにちは、朝からシーツを洗って、布団を干したので、いい睡眠ができそうだなと思っているやうたです。

さて、今日は、日々便利になっていくICT環境。そこから生じる「つながりやすさ」は、いいことなんだけど、コントロールしづらいよねっていう話をしたいなと思います。

昨日から今日にかけて、誹謗中傷によって自殺に追い込まれた芸能人の方のニュースが話題に上がっていますよね。僕はその方がどんな人なのか全く知らないんですけど、痛ましいなと思ったのは、SNSを通じた「誹謗中傷」が彼女を追い込んだというところです。

SNSは革新的なツールです。双方向性があり、誰もが発信者であり、受信者になることができます。しかもつながれる範囲が半端じゃありません。文字通り、誰とでもつながれてしまうんです。

他にも、今までは研修や講演会に参加するには、開催される場所まで足を運ぶ必要がありました。でも、今はzoomを使った研修や講演会がこれでもかというほど、毎日開催されています。誰でも、気軽に参加できるようになったんです。(すごいことです!!)

これらは、コロナによってさらに加速度的に進化していってる気がします。が、気をつけなければならないのは、知らず知らずのうちに、「つながる」ことが目的になって、その後に生じる自分の変化を軽視してしまうことです。

zoom講演会に参加することはとてもいいことだと思いますが、そこに参加することが目的になってしまうと、ダメだと思うんですよね。もちろん、今の現状から自分のモチベーションをあげるために参加するのは理解できますが、本当に必要なのかと一歩立ち止まることは必要だと思います。

SNSに関してもそうです。時間があったら誰かとつながりたいと思って、TwitterやInstagram、Facebook、LINEなどのSNSを一通り見てしまうのは僕だけじゃないはずです。しかも発信する側に回った時には、「リプ来たぞ」「いいねがついたぞ」「発信したのに、意外と反応がないな」とかつい思ってしまいます。

僕たちは、「いつでも、誰とでも、つながれる」を、知らず知らず強制されている状態です。でも、本来は「時間も、対象も、つながる、つながらないというものは、選択していくもの」です。

現代人はあまりにも、無防備になっていると思います。「つながり」のコントローラーは自分の手にあり、関係を築いていくのも、断ち切るのも自分次第なんだということに気づかないといけないのではないでしょうか。

今回のような痛ましいことが今後起きないように、学校でもICTを通じた「つながり方」については、禁止して守るのではなく、積極的に教えていかなければならないなと思いました。

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