趣味の包丁研ぎ 進捗

料理人や仕立人の包丁はどれもかっこいいです!無骨な包丁でも丁寧に手入れされていると独特なオーラがあります。

一人暮らしになって自炊になる前から料理が趣味でいろいろ好きな料理を作ってきたんですが、最近は料理の技術に興味があって、しょっちゅう割烹やフレンチ、魚さばきや肉さばきの動画を見てます。その度にいつも思うのは職人の道具の手入れの丁寧さです。
Youtubeに投稿されてる方は見た目も考えて綺麗にされてるかもしれませんが手入れされた道具はとても美しくて見とれてしまいます。
中でも自分は包丁が好きで、用途によって異なる形の違いにある理由と美しさ、職人が出す模様が好きです。
自分の地元は打刃物で有名な町なのでいまでも鍛冶屋さんや刃物屋さんがよくあります。これはすごく幸せな事で、気が向けば刃物屋さんに行って仕上げられた包丁やナイフを見ています。

親戚が持っている包丁も地元産のものが多くかっこよくとても切れます。僕はそんな親戚が使っていた包丁や農具等を譲ってもらい修理し、my包丁として使っています。これはここ2年程で貰った包丁の全部です。

ものの価値は古いのもあってよく分かりませんがどれも手入れすればいい包丁になると思って趣味程度で暇があれば錆取りや刃付け等しています。

これは最近貰った極太出刃包丁です。太さはだいたい8ミリです。大叔父がカツオを捌く為に使っていた包丁だそうです。手入れは綺麗で20年以上使ってないとは思えない赤錆と若干の黒鯖程度でしたが刃がかけていたり平に傷もありました。

とりあえず今回は錆取りです。サビが激しい包丁とまとめてケチャップ漬けにします。

約1時間漬けて歯磨き粉で擦ります。普段は砥石とヤスリでサビを削り取るんですが、これは実験です。

取り出した包丁はどれも若干黒く変色していました。化学反応が起きた証拠なんですかね。
色ムラがあったのでケチャップが足りなかったかもですね。

歯磨き粉で仕上げ終わった包丁です。薄刃の牛刀2つは相性が悪かったのか、拭き取りが悪かったのか、軽く錆びたみたいです。結果はかなり成功だと思います。赤錆は完全に取れました。でも侵食してしまったような錆は取れませんね。期待もしてなかったので大丈夫です。

これから欠けを治して平の傷や侵食した錆も削るつもりです。刃付け師の方はあらゆる知識と技術と経験でこれらを仕上げていると思うと尊敬します。趣味程度ですが出来れば道具を丁寧に維持や修理する技術を学びたいです。
今回は以上です。ありがとうございました。
助言等ありましたら是非ご連絡ください。

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