落選詩「あとまわし」

3年前くらいに書いた詩です。現代詩手帖、ユリイカ、ココア共和国、どこにも引っかかりませんでした。詩の教室では「印象深いフレーズが最後にしかない。それが素直な詩で良いとこでもあるし物足りなさにもなっている」という講評だったように思います。

私ならこうする、という視点で読んで頂ければ幸いです。



【あとまわし】


焦ってる。いつもいつも焦ってる。後回しにもしてる。いつも後回しにしてる。どうしたらいい?ねぇどうしたらいい。また焦ってる。もういいんだ。もういいよ。ほら。後回しにした。

文章はその人を表すと思うな。なんとなく性格がわかるもの。でも私なんていったいどうなってしまうんだろ。夜中におどけて書かれる文章のような私っていったいどんな私。

今日あったことをさ、メモ帳に書いたりするでしょう。あんなことやこんなこと。書くでしょう。いろいろあったな、なんて思うでしょう。私は見つけたいよ。言葉にされずに見過ごしたものを。そういうものを。

きっと変わる。なにもかも。なにも変わらないよ。そうかな。そうなのかな。今日あったことを言葉にして文字にしただけだよ。そうだよ。今日あったことを言葉にして文字にしたんだよ?

いい文章だと思ったよ。うん。君の。好きだよ。そういうところが。どういうところって。どこだろうね。知らない。あはは。焦ってないよ。本当だよ。それはね、内緒だよ。ねぇ耳をかして。っていう時の耳って素敵だよね。(しなくちゃいけない何かが本当はある)




全然何処にもひっかからないけど、自分としてはわりと好きな詩です。お粗末さまでした。

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