おすすめnote詩「暗い水中、暗い空中」

今回はこちらの詩の感想を勝手に書かせて頂きました。ありがとうございます。


ツイッターを見ながら、ある人のツイートが気になる。そこからどんどんと惹き込まれていく様子が描かれているのだと読みました。でも「しゅぽッツ」というツイート音でしょうか、そこでその世界から戻ってくる。今回の詩は、その現実と空想、(もっと上手い言い方ないだろうか)の境い目、その2つの世界の違い、不思議さ、そこを描くことから発想を得た詩なのかな、と読みました。


さて、今回の私の気づきになったところを書いてみたいと思います。


①直喩か暗喩か
今回の詩では「暗喩」が採用されているのだと思います。(専門家ではないので正しいか分かりません)例えば「ここがどこかどうかもわからなくて/暗い深海の中で」の箇所もそうなのだと思います。「暗い深海のような」ではないのです。

改めて、その効果について考えるきっかけになりました。今回の詩は、ある人のツイートの中に没入していく感覚を読者に呼び起こす必要があります。それなのに「暗い深海のような」という表現では弱くなってしまう気がします。「のような」は、どこか現実に片足を残している印象を与える表現なのだな、と感じました。

そういった意味でも暗喩が採用されたのではないでしょうか。

2つの世界を切り替えるスイッチの役割を果たしているのが「しゅぽッツ」なのだと思いますが、この言葉の短さがまたスイッチの役割を強く印象づけているのだと思います。



カチカチカチカチ




秒針の音が突然鳴りだしました。どうやら私もすっかりと詩の世界を通過しながら、言葉の世界に埋没してしまっているようでした。窓から外を眺めると雨が降っています。そうだ今日はこれから台風だった。




今日のメモ↓

夢は詩のコンテストを主催することです。サポート頂けましたら運営資金に使用させて頂きます。優勝者の詩は例えば新聞広告の全面で発表する、などを夢見てます。ですが当面はインタビュー時のコーヒー代。謝礼等に使用させて頂きます。