裸足で帰ろう
ただ淡々とヨガする日々。
これをヒンドゥー今日ではカルマヨガというらしい、
結果に執着せずに行為に集中すること。
いろんな感情らを認識しながらも、とりあえずヨガ院へ向かいヨガするだけの日々。ヨガしている時は本当に私と向き合っている感じがするんだよね。
周りの評価を重視して常に緊張していたから、
この時間が積み重なって少しずつ重心を私の方へ移している感じ。
ソウルは最近スコールがよく降る。
古い映画のセットみたいに強弱のある雨で、
急に降り始めるので傘をささずに歩いてる人らなんかもいる。
家が近くて定期で会っている
元会社で同じチームだったお姉さんとご飯を食べて、
別れるころにはすっかり雨がやんでいた。
家へ帰る道に裸足で歩きたくなった。
さすがに道路を裸足で歩くわけには行かないので(危ないからね)
あの校庭へ久しぶりに向かった。
雨が降ると土がふやけるので感触が面白い。
私の小学校は砂の管理が大変だからと
雨の日に校庭へ入ることが禁止されていたので、
すでに裸足先輩らの足跡でいっぱいの校庭をみて
怒られないかな、、と無意識に内心そわそわ。
(まあ、すぐに合流したけどね笑)
あー、
「怒られないかな」も、ある意味
周りの評価を気にしすぎているんだよね。
あのころから「いい子に見られないと」が作動して
縮こまって過ごしづらかったのかもな、と
校庭をぐるぐる。
ヨガする、
裸足で土を踏む、
誰に言われたでもなく私の好奇心で始めることが日常になる。ちゃんと自分と向き合えている証拠なのかもな、と思うとまた誇らしくなる。
2周くらい回って手洗い場で足をよく洗ってから学校を出た。
裸足先輩らは雨が降って感触がよくなった土が好きらしい。結構長い間歩いている様子だった。
裸足先輩らと一緒に小学生時代の掟を破って、
縛りがほどけて楽になる。