今、劇場で観たい映画。「シン・ウルトラマン」と「教育と愛国」。
今、劇場へ見に行きたい映画、
一本は「シン・ウルトラマン」なのだが
もう一本は、「教育と愛国」。
MBSドキュメンタリー班の
斉加尚代さんの作品。
もとは毎日放送の深夜に放送された1時間番組だったが、
第55回ギャラクシー賞を受賞したのをきっかけに
ブロウアップさせて長編ドキュメンタリーに仕上げた。
毎日放送は「担当部署」によって「維新の犬と化したアホ部署」と「権力への批判を問うまともな部署」がハッキリと別れている。
アホ揃いの「スポーツ局」は、正月早々、テレビに「維新の三バカトリオ」を出して、橋下徹に「都構想を反対した奴のバーカ!」というキチガイ発言をさせ、NPOで問題になった。
斉加尚代さんが所属している「ドキュメンタリー班」はむかしから骨太の非常に優れた番組をつくっている。
わたしの印象に残っているのは、東日本大震災における
福島第一原発事故を追ったドキュメンタリー。
京都大学の熊取六人衆を出演させるなど、非常にすぐれた番組であった。
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さて、長編ドキュメンタリー「教育と愛国」の話に戻る。
いま、教科書から、「従軍慰安婦」や
「太平洋戦争中の日本人による中国人、朝鮮人虐殺」
という事実を「削除」することが進められている。
また、「太平洋戦争という犯罪を犯した日本は謝る必要はない」と
いう狂ったことが書かれている。
と同時に、道徳の教科書が復活し、愛国を促す内容を盛り込み、
こどもたちを「自民党政府の都合の良い」ロボットになるよう
洗脳作業が進められている。
教科書に「愛国」という言葉がダイレクトに載っているのだ。
このドキュメンタリーでは、教科書の「愛国化」による
危険性を多くの関係者へのインタビューで暴かれていく。
大阪においては、橋下徹が府知事時代に発出した
「教育改革案」に教育現場は驚きの声をあげたという。
「大阪の子供たちを世界に通用するために、
教師に対する徹底した締め付けを行う。
君が代を歌わない教師には辞めてもらう。
クラスの成績をあげられない教師には厳しいペナルティーを与える。教育現場への民間人を管理職として導入する。などなど」
結果、いまの大阪のこどもが賢くなったかと言うと
アホのままである。
かわりに、大阪で教師になりたいという人材が激減した。
ここまで「維新批判」をするのは、斉加尚代さんが政治部記者だったとき、大阪市長だった橋下徹に「公立学校の式典での日の丸掲揚と君が代斉唱に批判的な質問」をした。
人格障害者のは橋下徹は「あんたは勉強不足だ!なにもわかっていない!二度と毎日放送の質問は受けない!」と怒鳴り散らし、恫喝し、斉加尚代さんを記者たちの前で「見せしめ」にした。男尊女卑、女性蔑視が信条の橋下らしい外道ぶりである。
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あゝ、観たい!