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2022年9月の記事一覧

自己紹介

自己紹介

はじめまして。maybejunwill です。
1961年生まれ。視力は両目裸眼で1.0です。

プレイリスト解説 & 終活日記 

冒頭から Yes の「Close To The Edge」50周年記念ツアーを貼り付けたのは、これがぼくの note 紹介にもっともふさわしいと考えたからです。プログレッシブ・ロックを中心に洋楽を聴き続けること50年超、その端緒であり、軌跡の象徴でもあるのが、まさに

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漂流教室 No.27「惜しい!」

漂流教室 No.27「惜しい!」

我が家には車が4台あります。
家族が4人だから車も4台。
田舎はね、車がないと身動き取れないんですよ。
フウちゃんもミイちゃんも仕事や学校に行くためには車が必需品。

私は以前、ワゴン車に乗っていました。
いわゆるミニバンです。
最大8人乗車できるタイプ。

でも、家族がそれぞれに車を持ってるし、
私自身車を運転して遠出することもなくなったので、
軽自動車に乗り換えました。

それが3年前。
軽は

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Spotify「Yes 20」

Spotify「Yes 20」


Yes との出会い=プログレとの出会い

自己紹介記事でも書きましたが、ぼくと Yes との出会いはそっくりそのままプログレとの出会いに重なります。あれは1975年(中2)の秋、Roger Dean のジャケット・デザインに誘われて買った「こわれもの」にレコード針を落とした瞬間から、あのブラックホールに吸い込まれるような凝縮感の彼方から爪弾かれるアコギに両耳を奪われた瞬間から、ぼくの音楽ライフは

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8. 年の瀬

8. 年の瀬

年の瀬

冬の始まりが
薄目を開けてさらさら近付く
低い夜の向こうから
年の瀬は 
加速する電車で騒がしく
めくれるようにやってくる
人々は雑然と同じ方を向いて座り
似たようなそれぞれの別世界に
夢中でうつむく

誰もが乗りあい 
吸い込まれて行く
いつまでたっても終わらない卒業試験のように
時間内に回答し尽くさなければと焦る
未受講の内容ばかりが多く
わかることまで間違えている気がしてならない

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9. 鉛筆削り

9. 鉛筆削り

鉛筆削り

かわいいからもったいなくて
使わずにとっておいた緑の小さな鉛筆削り
長方形の角が食パンみたいにまあるくて
真ん中で斜めに走る刃が忍者を思わせる
同僚が普通の日にただプレゼントしてくれた
たまに引き出しから取り出しては眺めるだけの
ささやかな宝物

でも鉛筆削りは使うもの 
しまっておいても仕方がない
大事に使う方が鉛筆削りも喜ぶだろうと思って使ってみたら
あまり良く削れなかった

裏切

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