消え失せた執着心。
恋をしたつもりになって
愛したつもりになって
執着心に振り回されてたことに気付いた。
その時を経て、気が付いた。
私が共にあるべきは、
男だ女だと叫ぶような
表面的に愛で合うだけの
うすっぺらい男じゃない。
ケツの穴のちぃちぇー男じゃない。
…アンタじゃない。
私の中でようやく見えた幸福論。
居るべき人と居られることこそ幸せ
その幸せは特別な恋でも愛でもない
意味わかりますかね?笑
好きになった(恋をした)相手といること
が
幸せ
なのではなくて、
全ての命を愛すべき存在と認めた上で
居て幸せな相手こそが居るべき相手。
それこそが幸せ。
ということです。
居て幸せな相手
というのは
魂が喜ぶ魂
ということ。
若かりし頃は、
いや、つい最近まで、
好きになった男と家庭を持つことに憧れていました。
それが幸せなんだ、と。
それこそが結婚なんだと。
好きでもない男と生きてくなんてありえないとすら
思ってました。
だけど30代も半ばに差し掛かり思う事は、
必ずしも、
幸せな自分であれる場所が好きな男の隣
幸せな自分であらせる存在が好きな男
とは限らないということ。
好きな男の側で
会話が成り立たずヤキモキするのも幸せの一つでしょう。
そんな男に
好きだよ、愛してるよ、ずっと一緒だよ
なんて言われたら幸せでしょう。
そんな男の愚痴を
友達にこぼす事だって幸せでしょう。
だけど、
最近はなんだか、
そうでもない気がしてきてるんですよね。
顔は全くタイプじゃない。
アウトローとしか居たことなかった私にとって
エレガントでエリートな人は不釣合いだと思ってきた
遊びを知らない男はイヤだと思ってきた
不安になるくらいが丁度いいとさえ思ってた。
多分、
女でいたかったんだと思う。
だけど、
その人は、
コミュニケーションもとてもスムーズに取れて
私の性別をも越えた先の魂が喜ぶようなこと
持ち掛けてきたりする。
それは決して理解してくれてるからとかではなく、
自然に言ったこと
自然にした提案が私の魂が元気になる内容だったりする。
彼なりに私を女扱いしてくれてるとは思う。
ご飯に行けばお会計もほとんど出してくれる。
私が弱れば心遣いをしてくれる。
男は星の数ほどいるし、ほら、俺だっているし!
と言ってくれたりもした。
初めての感覚。
あー、この魂と私は生きていきたい
そう感じた。
なぜか、
今その言葉がすごくシックリきてる。
カッコいいなんて思った事はない。
いつも盛り上げ役で
サービス精神の塊で
寒い事もやってのけるし
ビックリするくらい大胆な割に
すごく小心者で人見知りだし
とにかく、
これまでの私がイメージしてきたパートナー像とは
真逆ってくらいの人。
寒い事されると冷めちゃう私も、
この人はこういう人なんだ
と受け入れたら
2人で一つ
ではなくて
個体と個体
という感覚が芽生え、
一つになったとしても別々として存在する
みたいななんか不思議な感覚なのですが
私の中で腑に落ちたんです。
この魂がすぐそばにあってくれれば
私は穏やかに
自分自身の生き方に
冷めることなく、
かと言って
熱すぎることなく、
朗らかに生きていけるような気がする。
悲しい事があっても生きていけるような気がする。
嬉しい事、楽しい事、喜びは分けあえる気がする。
正直、今は
恋愛感情じゃない。
執着心のないパートナーシップを築けそうな予感。
しっかりと
心の奥で支え合えるような
痒いとこに手が届く的な
そんな感覚。
私の見て欲しい事、
私の知って欲しい事、
それらを彼は彼の方から
知ろうとしてくれる。
見ようとしてくれる。
それってすごく嬉しいことです。
そこの波長?が合わないということは
基本のキがないようなもんで。
それを土台に積み重ねてくのは、
基礎のない家を建てるのと同じかと。
そう!それを知ろうとして欲しかったの!
これまでの歴代の彼氏ですら
その質問はしなかった!
みたいな。
その人とは、
小学校からの同級生です。
大人になり再会したのですが、
あれから2年ですかね。
一度は、
いとも容易く恋愛関係みたくなりそうで
怖くなって逃げました。
そして、
私には好きな男も出来ました。
だけど、
今は互いに良い距離感と言うか、
恋愛感情じゃなく、
定年後の夢を語り合ったり
趣味を一緒に楽しんだりしています。
コーヒーとラーメンですが。笑
じゃー友達でいいじゃん
と正直自分でも思ったりします。
でも、
この魂以外に心地イイ魂にもう出会えないような気がするんです。
追いかけなくてもそこに居て
強く手を握らなくてもそこに居る
私の方ばかり見てるのではなくて
やるべき事をやった暇を縫って
たまにこちらを気にしてくれる。
タイミングがあった時に食事をする
遊びに行く
お酒を飲む。
恋心は鎖になりかねないから
私はこの関係に不自由な重さを感じたくないから
執着のない時間の紡ぎ方をしていきたいと願う。
彼が
私が
そのままでさえいられれば
きっと互いに幸せだと思う。
魂って本当にあるんだなと
再確認?再認識した案件です。
心地良さ
安心感
温もり
柔らかさ
それを相手の愛情から、相手の行動から感じるのではなく
とにかく
相手の魂から感じるの。
それが
彼の魂なんだと感じる。
自分の魂は感じるけど
自分以外の人の魂を感じたのは
生まれて初めてです。
それが私が執着心を、
誤った恋愛を、
手放せたきっかけでした。