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夜空に誘われて

午後七時
西の小高い丘に連なる雑木林

背後の空が薄青く
まるでその向こうに
夜明けが待ってるよう

追いかけても
誰も追いつけないから
人は振り返って待つのだろう

やがてその空は
何事もなかったように
あっさりと色を落として
南の空の星々を称える

それは僕の家の方向
そうだった僕は帰り道

危うく明日を
追いかけてしまう所だった

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