ふじのくに茶の都ミュージアムで抹茶作りをしてきました。
ご機嫌よろしゅうございます。
そろそろ二番茶の季節ですね。お茶好きなら一度は体験してみたい
「茶摘み」
体験ができるということで、静岡県島田市のふじのくに茶の都ミュージアムに行ってきました。
世界のお茶文化を学んだり、実際にテイスティングすることができる体験型学習施設なので、展示物の内容が充実しています。
しかも、カフェでは風味や濃度の違う抹茶アイスを味わえるというわけで、ワンテーマに絞り込んで深堀りしたおかげで人足が途絶えない人気施設になっています。
個人的には抹茶の粉を大量にかけたスイーツを出していないだけで100点をつけたいくらい嬉しいです笑
そして、もうひとつ楽しみにしていたのが、これです。
抹茶の素になる「碾茶(てんちゃ)」を、茶臼で挽いてみる体験学習、ぜひやってみたかった。
碾茶はお茶の新芽を直射日光に当てないように育てて、15秒だけ蒸したあとに風に当てて乾燥させたお茶で、緑茶の様に深蒸しや揉みの工程がないのが特徴。
抹茶の成分はテアニン、緑茶の成分はカテキンで、効用も風味も全く違うという豆知識です。
テアニンにはリラックス効果があると言いますが、確かに摂取するとガラスの曇りをぬぐったように頭がさっぱりとしますよ。
禅寺の修行僧がリフレッシュのために抹茶を嗜んだというのもうなずける、ゴージャスな香りと味です。
午後3時に抹茶を飲むと、よい気分転換になります。
抹茶専用の石臼で、20分ほどグルグル。
10グラムの碾茶をちょっとづつ臼に投下して、2秒に1回の速さで20分回し続けると、無になります。
いい汗をかいたところで、貴重な抹茶の完成です。
お点前の稽古で使わせていただいている、質の良い抹茶と同じ香りがします…。
1回のお点前で使う量を生産するための手間たるや。こんなのアイスに使ったら栄西禅師に怒られる。
抹茶はほんと、贅沢品です。
袋に詰めたらできあがり。
肝心の茶摘み体験は、寝坊して出発が1時間遅れたせいで大渋滞に巻き込まれて間に合いませんでしたとさ。
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