2022 スパルタスロン(〜ネメア)
このレースは245kmと長いけれどコースの指示は結構しっかりついていて、ほとんどが地面の矢印を見て進みます。時々電気のついた看板も見かけましたが。
75ヶ所もエイドがあるのはありがたいですが、その全てに関門(撤収)時間が明記されていて小さなCPでも時間が過ぎると止められるそうです。
なので紙にメインとなるCPと距離、関門時間や食べ物があるかなどを書いて持って走ってました。これはみんなやってたんじゃないかなあ・・だって覚えられないし。
コリントス(CP 22)を再スタートする前にこの先のCPを確認します。
次に私がドロップバッグを預けているのはCP 29(約102km)。夜間走に備えてライト2つと予備電池を入れています。こちらの日没は夜7時15分くらいだったかな・・・早め早めに置いておかないと何かあったら真っ暗闇になってしまいます。
オリーブ畑とぶどう畑
CP 22を過ぎると途端に田舎道というかオリーブの木に囲まれたのんびりした道になります。こういう道は好きだな。応援者もいなくて静かな道を淡々と走っていきます。その先にはぶどう畑が広がる中も走ります。きっといいワインができるんだろうな。ペロポネソス半島はワインで有名なんだと思う、きっと。
そしてどこに植えられているのかハーブのいい香りも漂ってきます。このいかにもギリシャという風景がなんとも楽しい。
古代コリントスの街は小さなカフェやレストランが立ち並び、みんなのんびり休憩してる。そしてランナーが通ると「ブラボー!」と声援を送ってくれます。こちらの声援はほとんど「ブラボー!」なんですよね。遺跡もあるし、ここはサッと通り過ぎるのではなくゆっくり観光したいところかも。
ASSOSの集落に入るとCP 28。大体この辺りで100kmくらい。キリがいいからかエイドはランナーで賑わっていました。でも私はもう1つ先だから。
そういえばコリントスを過ぎてからエイドに普通の飲み物以外にスープやお茶が出て来るようになりました。
勧められて最初に飲んだスープはそうめんみたいな麺が入っていてなかなか美味でした。パスタだったようだけど(笑)。あと他のところではマッシュルームスープも飲んだかなあ。これも美味しかった。他にもチキンがごろっと入ったものやトムヤムクンみたいにスパイシーなものもあったらしいです。塩分取れるし冷たいものばかりでも胃腸に負担がかかるから、このバラエティ豊かなスープは良かったですね。
ネメアまでに日が暮れて
CP 29で夜間走グッズを受け取って、でもまだまだ明るいのでポーチに入れていくことに。予備電池もあるからさらに嵩張る・・・やっぱりスマホは置いてきて正解だったな。
今回ドロップバッグをエイドで受け取るのにギリシャ語で数字を言ったらいいかも、と仲間内で密かに練習していた人もいたんですけど(笑)言う間もないうちに持ってきてくれました(笑)。だいたいエイド着いて水分補給してるともう横にバッグ持って立ってると言う感じ。返却もスムーズでとても助かりました。
記憶だとCP30あたりから延々上って、31から今度は下って、とアップダウンがだんだん大きくなってきた感じが。みんな上りは歩いても下りがすごく速い。あっという間に降りていきます。そしてだんだん暗くなって来るけど気温は全く下がらず・・・とにかく太陽が出ているうちはずっと暑くて夜になってもさほど下がらないと言うのが今回の特徴だったように思います。
どこで完全に日が暮れたかな・・・まずはヘッドライトのみで走りこの先出てくる路面の悪いところはハンドも使う予定。ヘッドライト着用プラス予備電池を携帯すること、と言うのはルールにもなっていてやってない場合はイエローカードが出るそう。(2枚でレッドカード=失格)
すっかり真っ暗になった中ネメア(CP 35・124km)に到着。夜8時半ごろ。
このネメアは2つ目の大きな関門。
しかし急にすごい人数がいるエイドでびっくり。と言うのもサポートチームにマッサージスタッフに、とランナー以外の人が多かったから。
おかげでトイレ探すのが大変(人が多くて見えない)ここで預けた防寒用のウィンブレを出すスペースがなく(もちろんここでもイスはなし)明るいところで立ったまま収納したり。意外と時間がかかってしまいました。大して補給してないのにね。マッサージベッドはいっぱいでした・・・しかし暑くて防寒は今の所全く不要。
ネメアをはじめ、集落にあるCPは前後がかなりのアップダウンであることが多かったです。ここも出てすぐ急坂。
そして前半のアップダウンなんてかわいいものだったんだと思うくらい、後半のアップダウンは大きくなっていくのでした。
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