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自分を信用しないことで、なぜか仕事がうまくいっている


無職からいきなりフリーランスになって一番苦労したのは、「自分を管理する」ということ。

24時間フリータイム!から1日8時間労働に切り替えるべく、スケジュール管理が必要になった。ひとつの仕事だけでなく複数の仕事を掛け持ちすることになり、タスク管理も必須になる。


「会社員のころって、どうやって自分を管理していたっけ?」と思い出してみた。

決まった就業時間の中で、上司たちによって会議や面談の予定が社内用カレンダーにどんどん追加されていく。そのスキマ時間で、自分のやるべきルーティン業務や事務作業を進めていく。

出社していればチームメンバーがすぐ近くにいるから、どんなに作業に没頭していても、周りの動きを見て「次は定例会議か〜」と気づくことができたりもする。



だけどいまは、ひとりぼっちのフリーランス。すべてを自分で管理しなくてはいけない。

「フリーランスなら、すべての時間を自由に使えるのでは?」と思っていたけど。たしかに自分ひとりで黙々と作業を進める時間がほとんどではあるけど、クライアントさんとの打ち合わせも定期的にあったりする。

新しい仕事をはじめるときの相談や、チームメンバーとの進捗確認など。会社員のころとあまり変わらない部分も多い。


もし、予定していたミーティングを忘れて無断欠席でもしたら。信頼が失われて、来月から職を失くす可能性だってあるわけで。

大げさではなく、信頼で成り立っている関係性だからこそ、「絶対に失敗できない・・・!」みたいなプレッシャーがある。

無職期間でブランクが空いて脳が仕事モードになっておらず、なにかやらかしてしまったらどうしよう、なんてことを思っていた。レベルが低くて恥ずかしいけど、これが本音。



わたしはとにかく忘れっぽいし、なにかに没頭していると周りが見えなくなる瞬間があって。苦手なことは後回しにするタイプだし、夏休みの宿題は最終日に、なんなら9月1日にこっそりやったこともあるし。

心の底から「自分のこと、ぜんぜん信用できない!」とすら思っている。

だからこそ意識しているのは、「どんなに小さなことでも、絶対にその場で書き残しておくこと」だ。



わたしの場合、日々のスケジュール管理はGoogleカレンダー、タスク管理はNotion(ノーション)というメモアプリを使っている。どちらも基本機能は無料なので、元無職にはとってもありがたい。


カレンダーには、打ち合わせなどの予定はもちろん、「〇〇さんにチャットで報告する」など、未来の自分がやるべき細かい作業も登録しておく。絶対に忘れるので。

そしてパソコンとスマホに、予定の30分前に通知が届くように設定した。「次は〇〇の時間か」と事前に確認することで、準備ができるようにしている。


Notionは、ToDoリストをつくることもできるし、議事録につかったりもする。ライティングとか締切のある仕事の管理にも使っているし、複数の情報をきれいにまとめるのに向いている気がする。

これからやりたいこと、ぼんやり思いついたアイデア、時間ができたらゆっくり考えたいこととかは、脳内に浮かんできた瞬間にNotionへ書く。絶対に忘れるので。



やっていることは「ただ書き残しておく」というシンプルなことなんだけど。書いた瞬間に、わたし本体はそのことを忘れていいから気がラクなんだよね。

自分のことを信用していないからこそ、専用のツールにいさぎよくすべてを託す。GoogleカレンダーもNotionも、わたしみたいに忘れたりしないし・・・!


クライアントさんから「いつも細かいことまで覚えてくれてて助かります」なんて言ってもらったことがあって。

すべてはツールたちのおかげだけど、まるで自分の手柄みたいにして「ぜんぜん!とんでもないです!」とか言ってる。

超有能な秘書として、これからも全力で頼らせてほしい。いつもありがとうね。




お題企画「#仕事での気づき」に参加してみました!

いまって便利なツールがたくさんあるから、「いい時代に生まれてよかった〜!」って毎日思っています。

苦手分野は秘書たちに任せて、わたしはわたしにしかできないことをやる。役割分担だね。

経理はFreee先輩にお任せしてるよ。

またね。



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