【詩】 要塞


闇夜に紛れて
背の高い雑草に寄り添うように腰掛けた
浮浪者の影が
ハウルの要塞を思わせる

その様々な凹凸の中に
彼は生き延びる術を
いくつか隠し持っている。



夜の散歩中に、偶然見つけたホームレスを見て考えた詩です。
Twitterで谷川俊太郎さんが投稿している、『詩めくり』に倣って、短めの詩を書いてみようと思い、作った詩です。
谷川俊太郎さんはもう何十年も毎日欠かさず詩を書いているそうです。マジリスペクト。

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