【詩】 僕がいないヨッ!
仲の良い4人組
から僕を除いた3人の
賑やかな会食の写真が送られてきた
『僕がいないヨッ!』
「お前はいつも予定が合わん」
「来月の休みはいつ?」
『まだわからない』
先週の話。
隣町珈琲での詩の教室は
土曜の19時
僕は仕事で 2度も欠席している
中延駅に向かう途中の電車で
僕を呼び戻す知らせを2度も受け取った
今回はどうか見逃してくれと
こっそり抜け出してきたわけだ
詩は僕のこころのため
仕事は僕の生活のため
生活費に関しての問題しか
僕が勤め人であることを肯定できないのに
こころの問題は後回して
新橋行きの電車に乗る
かつての僕
今日は
僕がいない夜
どこにも行ける