「差別化が図れない競争ではエンゲージメントが大切だ。」 「これからはOne to Oneの時代だ。」 そんな言葉に触れたのは、もう8年前ほどになる。 各分野の産業も飽和状態の中で、どのサービスも似たり寄ったりな中、差別化が難しい時代。 だからこそ、一人一人のニーズに向き合い、対応する必要性がある。 そのためには機能的なベネフィットよりも、商品やサービスを通してどのような経験を提供できるかが大切で、その「経験価値」が商品やサービスと消費者の間で"絆(エンゲージメント)
「管理会計」という言葉を聞いたことがある人は多いと思う。 では管理会計をどのように理解しているだろうか。 ・財務会計と違い、経営に用いる会計手法 ・予算管理や原価管理をし、部門別損益で業績管理がしやすくなる ・経営感覚が身につく、など この程度のことは少しググれば説明されている知識であり、多くの人が理解できているのではないだろうか。 また、中には顧問に任せ、管理会計を理解し導入した気になっている経営者もいるかもしれない。 でも、直接これまで多くの会社や経営者と接
高度成長期(1954年)からバブルの終焉(1993年)、不良債権処理の遅れを原因とした失われた20年とITバブル、そして2020年現在。 日本のビジネス風土や組織風土は、「護送船団方式」「終身雇用」そして「総中流社会」の3つを主として、戦後の高度成長期に育まれ定着し、今でもその名残りを色濃く残しています。 色濃く残っている背景には失われた20年での不良債権処理の遅れでも示されていますが、「本質的な課題や問題からの逃避習慣」が蔓延しているため、と個人的には考えます。 それ