お口ポカンってなに?【きれいな歯並び】
「お口ポカン」とは?
お口ポカンとは、歯科用語でいう「口唇閉鎖不全」のことで、自然な状態で口唇が閉じていない状態のことです。
普段、口唇は上くちびると下くちびるが接しているのが正常です。しかし、お口ポカンがある場合、口唇がうまく閉じられず、唾液や食べかすが漏れ出たり(そのため食べる時にペチャクチャ音がすることがあります)、鼻ではなく口で呼吸していたりすることがあります。
原因と症状
顔面筋の筋力低下や歯並びの異常(出っ歯で口唇が閉じないなど)が原因になっていることもありますが、そうした原因が明確にない「お口ポカン」は、普段の姿勢が悪いことなど、生活習慣が密接に関係しています。
お口ポカンをそのままにしておくと問題はある?
お口ポカンを放置すると、口腔内の健康に悪影響を与えたり、あごや顔面の発育に悪影響を与えたりすることがあります。睡眠時無呼吸症候群などの呼吸器疾患とも関係してきます。そのため、早めに専門家に相談することをおすすめします。
治療の方法には、口唇筋のトレーニングや生活指導、矯正装置の装着などがあります。
お口ポカンの解決法
口のまわりの筋肉のトレーニングは言語聴覚士の専門ですが、歯科医院でも実施するところが増えています。具体的には、口を閉じる練習や唇を閉じた状態で息を吸う練習、口を閉じたまま歯を離す練習などを行います。また、生活指導では、座った時や寝ている時、食べている時などの姿勢がポイントになります。
矯正装置は、歯並びの異常が原因でお口ポカンになっている場合に使用されることがあります。
お口ポカンは生活のなかで気を付けることで改善する場合もありますが、そのためには普段から姿勢や、正しい口の開け方や閉じ方を意識することが大切です。定期的な歯科検診を活用するなどして、適切なアドバイスをもらってください。
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