パンが好き~ひかんざくらんぼ酵母~
みなさん、こんにちは。だもちゃと申します。
noteをご覧いただき、ありがとうございます!
さて、今回は前回ご紹介した「ヒカンザクラ」の実を採集して…ひかんざくらんぼ酵母を作ってパンを焼いたよ!というお話です。前回記事は以下の内容です。
結論からお伝えすると、ほんのり色づいたパンが焼けました!!!
それでは順を追って、パン作りの工程をご紹介いたします。
そもそも、酵母って何?
パン酵母、ビール酵母、ワイン酵母…。酵母にも色々な種類があることを皆さんもご存知だと思います。
酵母は微生物なので、カビや細菌、ウイルス※、寄生虫と同じ「小さい生き物」に仲間分けされます(※厳密に言うとウイルスは生物じゃないよ!という考え方もあります)。
空気中に浮かんでいるものもいれば、野菜や果物の表面にくっついているものもいれば、樹木が生えている周囲の土壌や分解された葉っぱと一緒にいるものもいます。酵母は身の回りの色んなところにいるということです。
もしかしたら、庭先のこんなゴーヤーの表面にも”ゴーヤー酵母”がかくれているのかもしれません…。
さて、そんな酵母のすごいところは、発酵という人間にとって有用な働きをしてくれるところです。エサとなる糖を分解すると、副産物として炭酸ガスとアルコールを生産します。
例えば、今回のひかんざくらんぼ酵母であれば、ほんのり甘みのあるひかんざくらんぼ(=糖)の表面にくっついた酵母は、それらをエサにして嫌気発酵し炭酸ガス(=シュワシュワ)と、ちょっぴりアルコールを作ってくれたということになります。
酵母の作り方
こんなコーナーを設定してしまいましたが…、私はいつも酵母がくっついていそうな果物(柑橘系は糖が少ないのでそれ以外)を煮沸消毒したジャム瓶にポイっといれて、お水をいれてふたをして放置するだけ!あとは、酵母の発酵を楽しみに待つのみです。あ、1日に1度シャカシャカ振って、ふたを開けるというお世話をしています!
私のいる沖縄は室温が高く、発酵が進みやすいようです。1~2日すると、水に入れた果物の表面に小さな気泡がつき始め、3~4日すると、気泡が大きくなり果実が持ち上げられてふたギリギリまで浮いてきます。夏場になるともっと短い期間で、元気に発酵してくれます。
写真はひかんざくらんぼ酵母作ってみよう!と思い立ち、お散歩がてら果実を収穫、水にジャボン!とつけたところです。お水と果実との重量を調整したら良いのだと思いますが、性格に問題があるのか、本気度に問題があるのか、いつも適当です。
しばらくすると、空気の入れ替えの際にブシュゥワッ!と元気な声を聴かせてくれるようになります。
色が怖い感じになっていますが…まぁこんな感じです。
ここまで酵母が育ってくれたら、パン作りの始まりです。検索をかけ、先人の知恵を拝借し、にんまりしながら混ぜる、捏ねる、打ちつける…。
じっくりと発酵させ、成形し、また発酵させ、オーブンへドン!です。(写真が縦やら横やら混在していてすみません。統一するようにしよう…。
まぁこんな感じで焼けたのが、下のようなパンです。
ひかんざくらんぼ酵母時代のどす黒さが残って、紅芋?みたいな濃い色をしています。ほんのりさくらの香りがしました。どっしりハードな感じの仕上がりになり、味は…やや苦みありでした。人には配れないレベル。
まぁそんな感じで、私のひかんざくらんぼ酵母を使ったパン作りは幕を閉じたのでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!