子どものときの親のひと言は心に残り続ける
子どもの頃に言われた忘れられない親からのひと言ってありませんか。
親元を離れても、成人しても、自分が親になっても、ふと思い出す言葉です。
わたしはあります。
思い出すたびに、ギュッと心が縮むような感覚になります。悲しさも滲みますね。
それほどまでに、親が子どもに発する言葉は重いのだと感じます。
きっと親はいつも気になっていて、分かって気を付けて欲しいと望んで言ったのだと思います。
親を責めるつもりはありません。
ただそれは、親の思い込みとも言えますよね。
人は、いろんな面を持っています。
親に見せる面だけが、子どもの性質ではありません。
親の前ではボソボソと言葉少ない子も、友だちの前ではハキハキと話しているかもしれません。
自分のことばかりで自己中心的な言動をとっている子も、学校では周りに気を遣い優しい面を発揮しているかもしれません。
親もそうであるように、子どもも環境で自分の表現を変えるものです。
よくない面にフォーカスして減点評価をしたり、それを口に出して、子どもの潜在意識に刷り込まないようにしたいですね。
親の言葉は子どもの潜在意識にまっすぐに入り込みます。
それは、大人になってもなかなか消えず、ふとした時に浮かんできては、子どもを苦しめます。
子ども自身がコンプレックスとして思い込むようになったり、行動の抑制にもなります。
自分も思い当たる節がないかどうか、振り返ってみるといいです。
子どもの頃に受けた親のひと言は、子どもに残り続ける。
それは目の前の子どもも同じだと知っておくだけで、親としての自分の言動も変わります。
接し方も本当に変わるものです。
わたし自身が、もっと早くからこのことに気づいておけばと思うことがあります。
学ぶことの大切さをひしひしと感じています。
時間を戻すことはできないので、巻き返すべくひたすらに精進中です。
しあわせ快眠デザイン
椎葉ゆう子