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【調査リリースPR】ターゲットデーに合わせたキャンペーンのつくり方

こんにちは!広報PRを中心にフリーランスで活動している、りんゆう(@yu_hayashi107)と申します。

複業先の1社である「スマートバンク」で、昨年11月8日「いいパートナーシップの日」に合わせたキャンペーンを展開しました。

【「いいパートナーシップの日」施策概要】
・11月2日 調査リリース掲出
・11月8日 特設サイトOPEN
・「あなたにとって、いいパートナーとは?」さまざまなペアへのインタビュー実施・公開
・「#パートナーのいいところ」Twitterキャンペーン
・調査リリース再掲

このようなかたちでターゲットデーにあわせ、調査リリースを掲出したり当日配信コンテンツを用意したりしました。

結果、Forbesマイナビウーマンに取り上げていただき、SNS上でも反響をいただくことができました。また、調査リリース自体に焦点を当てていただき、広報PRパーソンなら必読書である『広報会議』にも掲載いただきました!

このnoteでは、本キャンペーンをどのように考え、企画していったのかをまとめています。

調査リリースについては、リサーチャーとの協業という観点で下記ブログにも詳細まとめていただいているので、よければご一読ください。(リサーチャー はろかさんによるおまとめ!ありがとうございました!)

「調査リリース出したいけど、どうしたらいいの」
「ターゲットデーに合わせた企画ってどう設計したらいいの」
「リサーチ会社をいれない方法ってあるの」
という方(特に、広報PRに関わる方)にとって、お役に立てたらうれしいです!

「いいパートナーシップの日」キャンペーンの狙い・企画背景

広報チーム主導施策として、「B/43 ペアカード」ユーザーへのインタビュー企画があるのですが、そのインタビューの中で、B/43をつかうことで機能的な価値を感じてもらっていることのほかに、「ふたりの仲がよくなった」という話がよく上がっていました。
そこで、「パートナーとの関係性を良くするにはお互いの情報共有を積極的に実施することがポイントになる」という仮説を立て、その仮説を検証し調査リリースとして発表することにしました。

…広報企画なので、なんでも無い日にリリースしてはもったいない!

ということで、注目してもらえるタイミングで調査リリースを発表したいと考え、どこか良いタイミングがないかなとカレンダーをみて探し、最終的に「いいパートナーシップの日」にターゲットを定めることにしました。

【いいパートナーシップの日】
11月8日は、木の実由来のファッションブランドKAPOK KNOTが申請し、一般社団法人日本記念日協会に登録された「いいパートナーシップの日」。「いい(11)パ(8)ートナーシップ」の語呂合わせから11月8日に制定されました。多様なパートナーとのあり方が受け入れられるようになってきた時代の中で、パートナーと向き合い、お互いに感謝を伝え合う日です。

パートナーとの関係性を考える日としてピッタリ!ということで、ターゲットデーに決定。
KAPOK KNOTさんは大好きなブランドのひとつであり、日頃から個人的に仲良くさせていただいていたので、こんなこと考えてるよーとラフにご相談させていただき、企画では、KAPOK KNOTの製品をプレゼントいただけるというコラボ企画もご一緒させていただきました(KAPOK KNOTのみなさん、ありがとうございました!)

調査リリース以外のコンテンツとしては、何をしたらいいかいろんなアイデアを出し合ってそこから絞り込む形で、大枠でやることを決めていきました。

<実施確定コンテンツ>
・調査リリース
・著名な方々へのインタビュー
・それらコンテンツをまとめて掲載する特設サイト
・Twitterキャンペーンの実施

やることが決まったら、スケジュールを切って担当分けして、やるべきことをみんなでガシガシ進めていきました。

ちなみに、調査リリースはターゲットデーの約1週間前に掲出するスケジュールを組みました。この狙いとしては盛り上がりをターゲットデー当日にもっていきたかったため、当日のネタになりそうなこと(今回であれば調査リリース)を事前に仕込んでおくかたちをとりました。

調査リリース、完成までの道のり

実際に調査リリースを掲出するまでの流れはこちら。

調査リリース設計に関しての詳しい流れは先程ご紹介したスマートバンクブログでもまとめているので、ここではサマリーだけ抽出しておきます。

【企画から調査リリース掲出までで大事なポイント】
①伝えたいメッセージの設定

→ ここで解像度を上げておくことで、つづく「設問の設計」の軸ができあがります。
②設問の設計
→ 調査側の都合だけで考えるのはダメ。“回答者視点”をもった設問設計が大切!
③収集結果の見せ方
→ 事前にアウトプットとして言いたいことを想定しておき、想定通り言えそうなこと、あてはまらなそうなことを整理し、改めて、リリースに掲載するアウトプット項目を確定し、デザイナーに協力を仰ぎ、見せ方を整える!


正直、アンケートを設計・回収・言いたいことまとめる、という作業でかなりへとへとになったのですが、最終的な結果の見せ方、つまりクリエイティブに力を入れられるかどうかで、伝わる度合いがかなり変わったことを実感したので、書き残しておきたいと思います。

当初、広報の企画だしデータまわりだしデザイナーさんに稼働してもらうのもなんか申し訳ないな、と思う気持ちもありました。が、デザイナーのゆっきーさんがクリエイティブ作成を申し出てくださり、私の方で下書きを作成し、ゆっきーさんに魅力的にしていただく、という工程をふませてもらうことになりました。

わかりやすく、一部BEFORE&AFTERをお見せします。

BEFOREは項目が多すぎてもはや見る気にならないと思うのですがw、デザイナーさんの手によって、魅力的になったと同時に情報が整理されてめちゃくちゃ見やすくなったと思います…!

獲得する情報は同じでも、それをどうアウトプットするかによって、伝わる度合いが全く変わってくるので、広報PR担当者は、ひとりでなんとかしようとしないことが重要です。頼るところはしっかり頼りましょう。


まとめ

今回、リサーチ会社には依頼せず、社内で調査リリースを完結させました。

やってみた感想としては、「ひとりではできなかったな」です。

セルフ型ネットリサーチ調査を用いてアンケート回収は行いましたが、そもそもの設問設計をどうするか、得たデータをどうまとめていくか、そして、どう見せていくか。
それぞれ難易度の高い思考作業だと思うので、そこに広報PR担当ひとりで挑むのはなかなか至難の業だと思います。調査会社を入れられる企業は入れ、それが難しい企業は社内にサポート体制があるかどうかが(納得のいく)調査リリースを出せるかどうかの肝になってくるのではないでしょうか。

また、調査リリース以外のコンテンツについても、広報チームみんなで役割分担をして、進めていったことで爆速で準備をすすめていくことができました。

ターゲットデーにあわせたキャンペーンは、複数企画の掛け合わせになるため、
・プロジェクトリーダーを決める&進行管理の徹底
・スケジュールを見える化する
・役割分担を明確にする
という、基本的なプロジェクト進行をしっかりと行っていくことがとても重要です。基本の基本ではありますが、忙しいと、この基本が崩れていってボールが宙に浮いたままということもあると思います。お互い助け合いながら、浮いたボールがそのままにならない工夫を通して、プロジェクトを推進していくこと。それが、ターゲットデーに合わせたキャンペーンづくりにおいては、とても重要なポイントです。

そのポイントをおさえながら、話題作りを広報PR担当が牽引していくことができると、少しずつ、種まきができていくんじゃないかと思います。


ということで、最後までお読みいただき、ありがとうございました🙌

本noteが、広報PRの方にとっての学びに少しでもつながれば、大変うれしく思います。

以前、資金調達リリースに関するnoteでも書きましたが!スマートバンク社は心から推せる企業さんなので、興味を持たれた方はお気軽にカジュアル面談でお話されてみることをオススメします!!

改めて、スマートバンクのみなさん、そして、お力添えくださったメディアのみなさま、SNSで情報拡散してくださったみなさん、ありがとうございました!


それでは🍎

りんゆう / 林優


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