「2023年版」後悔しないミニPCの選び方
2024年版を用意しています。
ミニPCは用途を絞って選ぶことで低価格なもので省エネ化や場所、配線をスッキリできるのでまず用途に合わせて選ぶのが良いです。
ミニPCの種類が沢山あって目移りしちゃってよくわからない人向けの記事です。
ではまず最初の二択です
・ゲームを遊ぶ
・ゲームを遊ばない
■ゲームを遊ぶ
次の選択肢です
・最高画質でハイエンドのゲームを遊びたい
・画質を落としてもハイエンドのゲームが遊べればいい
・ハイエンドのゲームを遊ばない
◉最高画質でハイエンドのゲームを遊びたい
グラボを積んだものを選びましょう。
少し大きめなのと消費電力が大きいです。
消費電力はMAX200W程度でアイドル20W程度。
このクラスになるとUSB-PDでの駆動が無理なのでケーブル一本でスッキリを諦める必要があります。
いわゆるゲーミングPCと同等の性能はあります。
性能に関しては以下の順番です。
NVIDIA RTX3060 > RADEON RX6600m > NVIDIA RTX3050
RADEON RX6600mを積んだミニPC、USB4も搭載
NVIDIA RTX3050Tiを積んだミニPC
NVIDIA RTX3050を積んだミニPC
NVIDIA RTX3060を積んだミニPC、普通のグラボを積んでいるのでミニPCにしては大きいです
◉画質を落としてもハイエンドのゲームが遊べればいい
内蔵GPUにRadeon 680MやRadeon 780Mを採用したZEN4のCPUを積んだモデルを選びましょう。
Radeon 780Mのほうがスペックが高いです。
Radeon 680Mのモデルは価格がこなれてきています。
どんどん新製品が溢れ出てくるので数カ月後には違う製品が欲しくなるかもしれないです。
消費電力は680M:MAX60W / 780M:MAX100W でアイドル10W程度。
USB-PDで接続できるので大半のモデルはディスプレイが対応していればケーブル一本で設置が済みます。
原神 / FF14 / ストリートファイター5など少し前のメインストリームのゲームならプレイ可能
ハイエンドゲームも画質落とせばプレイ可能でかなりのゲームが動きます。
パルワールドはRadeon 680M搭載機で画質を落とせばプレイは可能なようです。(かなり簡易的な表示になるようです)
USBも最新のUSB4が使えます。
◯Radeon 680M搭載製品
Geforce GTX1050相当です。
LPDDR5なのでメモリ増設ができないタイプです。
他に比べてとても小型です。
オーソドックスなモデル。
オーソドックスなモデル。
金属筐体で放熱性能は良さそうです
◯Radeon 780M搭載製品
Geforce GTX1650相当です。
TYPE-C給電も可能ですが90W以上必要だと思われます。
OCuLinkポートを搭載していて外部GPUを装着することが出来るようです。
ACアダプタが120W近くあるので消費電力はMAX100W近辺だと思われます。
メモリやSSDのスペックが細かく選べるので価格を調整しやすいです。
見た目がゲーミングしています。
◉ハイエンドのゲームを遊ばない
ZEN3のCPUであれば軽めのゲームなら遊べますし型落ちなので安く手に入るでしょう。
Ryzen 5 5625Uを搭載してるのがフルパワー時の熱が出にくいので良さそうです。
消費電力はMAX60Wでアイドル10W程度。
FF11 / DQ10 / PUBG / LOL / FORTNITEなど軽めのゲームならプレイ可能
十分省エネであるしゲームを遊ばない人にも良いスペックだと思います。
USB-PDで接続できるのでディスプレイが対応していればケーブル一本で設置が済みます。
ミニPCならケーブル周りをスッキリさせたいですね。
■ゲームを遊ばない
ブラウザやオフィス製品しか使わないなら省エネに特化したPCがよいでしょう。
株やFX、暗号資産などのトレーディング用のPCにも良いと思います。
ケーブル一本での接続やメモリ増設など、出来ないことも多くなりますが
その代わり消費電力はかなり低くなるでしょう。
年中つけっぱなしにするPCには最適だと思います。
ケーブル一本で接続したい場合はCHUWIのLarkBoxか、少し上にスクロールして◉ハイエンドのゲームを遊ばないを選んでください。
INTEL N100を積んだミニPCは2017年のi5-7200とほぼ同等です。2017年以前のCPUを使っているなら同じ速度かそれ以上の速度が出てさらに大幅な省エネになります。
消費電力はMAX20Wでアイドル4~8W程度。
以下のリンクのページでN100のスコアがあるのでそれ以下のCPUであればN100に速度が劣ってさらに電力効率が悪いということになります。
N100のモデルは基本的にどのメーカを選んでも失敗はないと思います。
メーカーにこだわりが無ければ以下の要素で決めてしまって良いと思います。特になければCHUWIの機種でよいでしょう。
価格(クーポンが付いているときは安いのは二万円くらい)
LANの数が一つなのか2つなのか
LANが2.5GbE対応かどうか
メモリは増設できるのか(N100は32GがMAXでLPDDRは増設不可)
USB PD給電可能かどうか(ほとんど可能)
見た目、大きさ
CHUWIのN100機ではUSB Type-CポートでPD給電+ディスプレイ出力が可能な数少ない機種。
LANもRealtekチップを使った1GbE+2.5GbEの2ポートを搭載。
クーポンで2万割れしていることがある
■このメーカーは買うな
排熱に問題のあるバギーなメーカーを選ばない
trigkey
gmktec
beelink
最安価格帯であるこれらのメーカーを価格だけで選ぶと失敗しがち。安いものには理由がある。
排熱に問題がある製品は熱がこもる、全体的に速度が遅い、ファンがうるさい、保証期間が切れる一年後に壊れるなど。
この商品なんかは3万円もクーポンで引かれて安く見えますがレビューを見れば冷却不足を指摘している人が多いです。
この手の商品は多少ファンの音がうるさくても一年半使えればよしとするならまあ購入してもいいんじゃないでしょうか。
コスパを評価するか、苦労を金払って買うか、個人の価値観によると思いますが、私の個人的な考えとしては安かろう悪かろうのいい例だとは思います。
aliexpressでそういうの山程見てきたので。
あくまで個人的な感想なのでコスパ優先やいじるのが好きな人は買ってもいいかもしれません。
もうひとつ、beelinkという製品には掲示板があります。
機種別の書き込み数みると結構賑わってますよね。
基本どの機種も問題があってみんな直したいからサポートの人や詳しい人に聞きたくて書き込みにいくんですよ。BIOSのチューニングとか最初からされてなくてみんなユーザーが試行錯誤。
それが安い理由ですね。
あとbeelinkとtrigkeyの製品は中身同じです。beelinkはAZWという会社のノーブランド品(OEM)を自社で販売するときのブランド名らしいですね。
もう少し深掘りしてみましょうか。
レビューでべた褒めの最新機種、GTR7 7840HSのボードを除いてみると
ランダムで再起動がかかると報告が相次いでますね
メモリを一枚にすると起きにくいみたいなやり取りをサポートとしてますけど完全にユーザーが試行錯誤させられてますね。C6ステートをOFFにするツールを使うと再起動が起きないとユーザー試行錯誤の末に発見したようですね。
この問題は他のメーカーの機種でも起きそうな気がしますね。
どうなんだろ。
サポートがオープンなだけまだマシかもしれないですけど。どんな問題が発生してるのか買う前からわかるので。
ちなみにここで上げたメーカーのN100のミニPCはそんなに悪い評判ないです。
それではよいミニPCライフを。
■ミニPCに搭載されている爆速な有線LAN
ミニPCには2.5GbEと呼ばれる高速な仕様の有線LANがついている場合が多いです。
ケーブルはそのままに専用の機材を揃えればネット環境が2.5倍になります。
■ミニPCに搭載されている爆速な無線LAN
ミニPCにはWiFi6と呼ばれる高速な仕様の無線LANがついている場合が多いです。
専用の機材を揃えればネット環境が1Gの有線と同等になります。