いつも通り、快晴の駒沢。試合終了のホイッスルは、歓喜とも安堵ともとれる感情をもたらした。 やっと掴み取った。近いようで遠い、夢の舞台への切符。過去には、何度もするすると目の前から零れ落ちていった。その後悔を、情熱を、夢を、彼らは脈々と受け継ぎ、このピッチで体現してくれた。 僕はこれまで、周りの人からよくこのようなことを言われてきた。 「全国出られたり、毎回決勝まで進めたりするの、本当良いよな」と。 それは一ミリも間違っていない。本当に素晴らしいチームで、素晴らしい環境
私文は語る私立文系の王こと、早稲田大学社会科学部。とある模試では偏差値75。両親も祖父母も周りに自慢するには十分すぎる数字。 このタイトルを見て、読んでくれなかった人の意見は分かる。「私文が何を偉そうに言ってるんだ」と。ご最もだ。 全く関係ない話だが、”しぶん”というのは、私のPCには記録されていない語彙らしい。何度打っても出てこないので、毎度「私(わたし)」「文(文系と打って一文字消す)」と打つのを繰り返す、私のダサい労力を想像しながらこの先を読んでいただきたい。 偏
卒業ブログを見かけたこの季節になると、関東の大学サッカー部では4年生の卒業ブログというのが始まる。私は卑しい人間なので、サッカーでは彼らに1ミリも敵わないが、文章の組み立てやレトリックで人の心を動かす力では優っていると、意味のない悦に浸る季節でもある。 なぜ泣いてしまうのかしらうちの母親も早慶メンバーのブログを読み、電車の中で不意にも涙が出たと言っているように、人の感情を揺さぶるような内容のものが多い。この卒業ブログというものが魅力的なのは、主に2つの理由からだと言える。
おこしやす京都 私は先日、FC東京を応援しに、京都へ向かった。京大や同志社の友人が口を開けば「盆地だから暑いよ」と言うのは本当で、車のドアを開けた瞬間から強烈なおこしやすの洗礼を受けたのだった。今回は、その試合で私が感じたことを約1年ぶりのnoteとして綴りたい。 執筆の目的としては、少しでも多くのFC東京サポーター、サッカーファンにこの文章が届き、目の前の選手に全力で想いを届けてもらえるような、行動変容が起これば良いと思っている。なぜあなたが、ゴール裏に毎週足を運び、他
あと一年でまずやりたいこと とにかく人に会い、話を聞きに行きます。 世の中の課題、リアルを知るには、現場を知る人に会いに行くのが一番。 そして人に会うのって、社会人には実は難しい。関係者に気を遣ったり、あえて繋いでもらったりする必要がある。なので馬鹿な学生が純粋に「会いたいです!」のノリで仕掛けに行くのって、本当に今しかできないこと。 インターンで、スタートアップの方々への声掛けだけは極めてきたので、こっから一年は色んな人に会いに行きます。これを読んだ人は、あなたが思う
久しぶりのみくりんです 平素よりお世話になっております。 早稲田大学社会科学部の本日で4年生になりました御厨優です。 超絶久しぶりに書いてます。学生ももうあと1年とのことなので、アセアセです。 今の会社で長期インターンを初めて13カ月ほどが経ちましたが、社会人の時間軸で生きていると、マジで一瞬で1年が経ってしまいました。日々思考しながら追いつけるように踏ん張って、また転んでの繰り返しで間違いなく成長しているのですが、じっくり立ち止まって内省することが少なくなってしまいまし
おじさんになった御厨 やれやれ21歳になってしまった御厨です。何も成し遂げることなくぬくぬくと育ってきてしまいました。自己紹介は、最近書いたサイバーエージェントへの提出資料をご覧ください。 稲門の仲間入りをしてから何と3回目の誕生日を迎えました。早い、早すぎる。3年目の誕生日に彼女も教え子もいない御厨、朝見たらラインの通知は0というトリプルパンチ。 ただ、良くしてくれている仲間は多く、結果的には人生で一番お祝いメッセージをいただけたのかな?というくらい「おめでとう!」を言
お久しぶりです。御厨です。 私は今どこにいるかというと、上島珈琲北幸店です。横浜に移り住んだものの、ここと三ツ沢公園にしか姿を現さないレアキャラと化しています。最近は街中でやたらとピカチュウを見つけます。以下、だいぶ期間が空いてしまったので、みなさまを痺れさせる電撃のような文章をお届けできればと思います。 今回は自分と年齢が近い方、大学生~社会人数年目の方に向けて書いています。中でも、これから社会に出ていく大学生に届けば良いなと思っています(一番は自分へ)。高校生は「ふ~ん
お久しぶりです。御厨です。 サッカー、授業運営、インターン、就活とやりたい事詰め込みセットで過ごした3ヶ月。だいぶ思考が疲弊し、もう一度自分を見つめ直したいと感じたので、この場所に戻ってきました。 どの年も大事なんですけど、大学3,4年はその先の何十年をも決める期間になります。人もお金も生活も、今どの道を選ぶかで大きく変わります。 そんな「道を選ぶこと」=「人生の決断」について今回は話します。 みなさん、何を軸に道を選びますか?また、何を軸に選んできましたか? 価値
物事の「善し悪し」って相対的なものじゃないですか。 例えばですけど、 「自分勝手な人間は善くない」という意見に対して、「他者のことを想って生きている人間より善くないから」以上の論拠(理由)が見当たりません。 反対に、「好き嫌い」は絶対的なのかなって。 「自分勝手な人より、周りの人のことを想って行動している人の方が好き」は絶対的ですよね。好きに対して、「いや、お前嫌いだろ」って破綻してますもんね。 いわゆる価値観なるものは、「好き嫌いのレベル」なのかなと思います。ここま
コーチ辞めますタイトルにある通り、御厨の久我山高校サッカー部での活動は昨日をもって終了しました。中学1年生から約8年間、ほとんど毎日通った場所に行かなくなると考えると、何だか不思議な感覚に陥ります。身長は10センチも伸びませんでしたが、人間としては大きく成長させてもらった素晴らしい環境でした。 なぜか最近の大事な日はめちゃめちゃ晴れるんです。選手権決勝の日も快晴でしたし、昨日もほとんど雲の無い青空。天気の話は冒頭に入れやすいので、お天道様には感謝ですね。いつかの京都旅行で3
こんばんは。ゴーストライターが付いているでお馴染みの御厨です。 勝てなかったですね。悔しいし、もっとやれた気もするし、勝てたとも思うし。「もしも」のお話は、試合に出ていた選手の方が死ぬほど感じていると思うので、ここらで終いにしておきましょう。ピッチに立てない者がすることは、全力で勝利のために応援すること、負けたらすぐに立ち上がることです。 さてさて、我々國學院久我山サッカー部の理念は、お馴染み「美しく勝て」でございます。これってどんな意味か皆さんご存知でしょうか。リズムの
子どもと大人の違いとは何であろうか。当然のことながら見た目は違う。大人の方が大きい。肌の艶はなくなる。幼い頃の活力はなくなる。 精神的には?感情をコントロールできる。人の気持ちを意識するようになる。現実を見れる。 年を重ねることは果たして成熟なのだろうか。成熟とは進化なのだろうか。 これに疑問を持つようになったのは。Twitterでとある投稿を見たことがきっかけだった。 言っちゃいけない事、言わなくていい事を、言わないのが大人。 うんうん、確かに。また、こんな投稿も
花屋の店先で 先日お花屋さんの店員の女性にこんなことを言われた。「お花って価値があるものじゃないから、1番真っ直ぐに気持ちを伝えられますよ。」と。 それを聞いた私は単純に「え、すげえ。花が愛されるのってそうゆうことか。」と感嘆。 本題に入る前に、御厨優は何かあった時に女性に花束をプレゼントするような男なのだ。ちょっといけてるでしょ。 今回は彼女(正式には元カノ)に謝る際に、花と手紙を添えて気持ちを届けようという算段だった。店員さんには「彼女さんと仲直りできるといいです
勝利は手段である 五郎丸さんのお話で一番心に残ったことは「勝利は手段である」ということ。最初から一貫して、「勝利の先に【歴史を変える】という目標があった」こと、「勝ちのみを目指す組織に先はない」とおっしゃっていたのに非常に共感できた。 スポーツは感情表現の媒体 私自身の仮説として、「スポーツの試合は感情表現の媒体(手段)である」というものがある。人の内面にあるもの、例えば感動や美学や哲学を表現する場であると。つまり、ゲームの勝ち負けはその過程の1つに過ぎず、本来の目的で
20年前の今日、麻布の病院で生まれた赤子は立派に育ちましたね。 いつも通りのシティボーイ自慢で始めさせていただきました。 我ながら中々面白い人間に育ってきたんじゃないか。 圧倒的自己肯定感、責任感の強さ、新たな学びへの好奇心、 粘り強さ、聡明さ、言葉で人を動かす力、 行動力、勇気、懐の深さ、教養、思考の深さ。 良いところをあげたらキリがないのでここらでやめておきます。優しさだけは自信がないので挙げません。 まあくだらない自分大好きトークはここまでにしておいて、割と納得の