カイロプラクティック 背骨と病気の関係シリーズ
【第一頸椎編】
私たちの身体の基本的な仕組みとして神経による
コントロールというものがあります。
大脳の中枢神経は背骨の中の脊髄内を通っていて、
この脊髄神経が24個の背骨の間から枝分かれして
各末梢神経として身体の隅々までコントロールする
役目を果たしています。
この重要な背骨が歪みを起こして各神経系統の中を
流れる生体電流や神経伝達物質による通信に障害が
起きてしまうと各神経系統が司る運動、感覚、自律神経が
うまくコントロールできなくなり様々な病気症状を引き
起こしてしまいます。
そこで骨別に歪むとどのような症状が起きるのか調べて見ました。
皆さんの身体に当てはまる病気や症状が有りましたら
まず背骨の状態を検査してみるのもおすすめです。
では上から順番に
【第一頸椎】から
カイロプラクテックでは第一頸椎を「アトラス」と言って
ギリシャ神話の地球を支える神の名前で呼びます。
それほど大切な役割を持つ骨という事ですね。
アトラス(第一頚椎)は関節を介して後頭部のベースに
接続されて頭部全体の重さを受けています。
私達の体に関するあらゆる情報は、脳から脊髄を
通じて各器官組織へと送られています。
体の管理人としての脳は、自分の体の状態を常に
把握しており、もしどこかに異常が起こると、ただちに
その修復にとりかかります。
ところがその修復命令の通り道である神経が第一
頚椎のズレ、ゆがみなどに圧迫されていますと、
脳からの正常な神経伝達が阻害されてしまいます。
更に第一頸椎の周辺には脳につながるさまざまな
神経や血管が通っています、歪みがこれらを圧迫
すると各器官の正常な機能が低下し、重大な病気
を引き起こす原因となるのです。
特に第一頸椎は脳が私たちの身体の中心の基準と
している骨であると言われています。
つまり私たちは生きて行くうえで様々に身体を動
かします、しかし基準が無ければ元の位置に戻る
事が出来ません、ですから脳は常に第一頸椎を
基準にして無意識下で身体のバランスをコントロ
ールしています、つまり姿勢の基準です。
第一頸椎が何かの衝撃や長時間の不良姿勢で前に
ズレると重心が前に出てしまい頭が突き出た猫背
になります。
第一頸椎が右に傾くと頭も右に傾きます。
第一頸椎の状態に応じて私たちの姿勢が変化して
しまいます。
ですから正しい姿勢を保つ為には常に第一頸椎の
状態に気を配る必要が有ります。
≪第一頸椎が主に影響する部位≫
・脳への血液の供給
・脳下垂体
・頭皮
・顔面、頭蓋の骨
・脳、脳幹
・眼神経
・中耳
・内耳
・交感神経系
≪第一頸椎がズレると起こる症状や病気≫
姿勢不良 頭痛 めまい 不眠症 ヒステリー
神経衰弱 神経疾患 自律神経失調症
鬱病 筋肉のバランス障害 帯状疱疹
肩こり 耳鳴り 聴覚・平衡感覚の障害
喘息 免疫力の低下 自然治癒力の低下
疲労回復力の低下 高血圧 半身不随
腰痛 手・腕の痺れ 眼精疲労
この様な病気が慢性化していると心当たりが
有る人は第一頸椎の状態をチェックしてみる
事も必要だと思います。
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