できることは、まだあるか?
何だか、至極不安になってしまった。
というのもここしばらく、仕事を休みがちである。一、二ヶ月前から気分が鬱の谷底で、どうにも上がってこられない。朝起き上がれないので止むなく上司に休みの連絡を入れる。なお有給は使い果たしているので欠勤である。欠勤連絡をして、体を起こすのが辛くてまた横になる。そんな日が続く。
またここ最近、頭がどうにも働かないのだ。ほんの半年前に自分がやったはずの仕事が理解できない。新しいことを覚えようとしても頭をすり抜けてしまう。なんとか参考書に齧り付いているものの、文字列はなかなか頭に入ってくれない。
そんな状態なので希死念慮も酷い。あれこれ薬を飲んでいるお陰か一番酷いときよりはマシだが、そうはいっても辛いものは辛い。地元の塩辛い海を思い浮かべては、呻き声と吐き気を噛み殺している。
何だか自分にはもう何もできない気がする。趣味は色々あるけれど、今は何をするにも体が重くて、裁縫くらいしか手に付かない。刺繍は私ができる中では最もカロリーの低い趣味なのだ。あと一応、適当なことをnoteに書き連ねるのもカロリーが低い。キーボードを打ち始めるまでは腰が重いのだが、それさえ乗り越えられれば何かしら書ける。
それにしたって五里霧中である。仕事ができなくなったらどうしよう。他にできることなんて、刺繍と文章を書くことくらいしかない。嫌になってしまう。嫌になってしまうね。嫌になってしまうよ。
頭の奥で白波が立つ。暗い海がいつだってそこにある。
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