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『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』にどハマりした話

調子を崩して連休を寝て過ごした。

一日中寝て過ごすには暇を持て余していたので、何か映画を見ようかなとアマプラを適当に眺め、何となく目についたのがこの映画でした。

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』

もともと小説で100万部を突破したものが映画化された本作。

2回見たくなる映画らしい。

というか、2回目こそが本当に楽しめるらしい。

実際に見てみて、それは本当だった。

内容を全部知っていても、また見たくなる。

そんな映画だった。

だから、この感想もネタバレとか何も気にせず書いていく。

全部知っていても、全部知っているからこそ、深みがでてくる映画だったから。
(ぼくの場合は3回目を見て、さらに原作本まで一気読みしてしまった)


『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は何がこんなにも良かったのだろうか?

この作品のネタバレはタイトルの通りで、主人公2人の時間が逆に流れているということ。

明日に会う彼女は、昨日の彼女。
彼女が明日に会うのは昨日の僕。

その時間の秘密が明らかになるにつれ、見ている自分も感情の渦に巻き込まれるのです。

昨日こんなことがあったねっていう記憶は、今日の彼女とは共有できない。

毎日すれ違っていくジレンマ。

それでも深く繋がっている2人。

涙なしでは見られない映画でした。

この映画は、シンプルなハッピーエンドでは終わりません。

悲しい結末なのですけど、それでもずっとお互いが繋がっていると感じられる結末。

観るたびに新しい発見があり、深い感動を味わえるそんな作品でした。

ぼくたちはすれ違ってない
端と端を結んだ輪になって、ひとつにつながってるんだ
二人でひとつの命なんだ

ぼくは明日、昨日のきみとデートするより引用

お互い、この言葉に勇気をもらい、この言葉を胸に明日へ向かう。

なんだかね、恋人同士というだけでなく

身近な大切な人を、大切にしたくなる気持ちになりました。


お風呂上がりの子供たち。

「パパーーーー」って叫ぶ娘。

こうしてnoteを書いている時に呼ばれたりすると、面倒だなって思うこともあった。

でも、この映画を観たあと。

娘をお風呂上がりに体を拭いてあげているときは、どうしようもない愛しさを感じました。

僕自身、先日急に意識を失うという経験をしたこともあって、時間というものは永遠ではないと感じたし、この当たり前の日常は、決して当たり前なんかではないのだと気づけた。


今を生きていて、この映画を観られる幸運な方はぜひこの映画を観てもらいたい。

Amazonプライムに加入していたら無料で観れますよ。

それから、映画にハマったなら原作本を読むこともおすすめ。

原作本はね〜。

30日ではなく40日だったり

季節が春の時期だったり

裏の設定が深く書き込まれていたり

助けられる事故の内容が違ったり

そんな違いを感じていくことも楽しいひとときで、本についてもあっという間に一気読みしてしまいました。

なんて幸せなんだろう。

これから先、今までの自分より大切な人のことをより大切にできるようになる。

そんな気持ちにさせてくれる。

とってもいい映画であり、本でした。

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