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一日の終わりに「#3goodthings」

コロナ禍が始まった頃から、日々がこぼれ落ちるように、あっという間に過ぎ去ってしまう感覚があった。

他のみんなも同様のことを感じているのか、それともごく個人的な問題なのかはわからない。ただの気のせいかもしれない。

ただ、事実としてコロナ騒ぎが起きてからもう1年半が経っている。この間、ぼくはものすごく雑に生きていたような感じがする。

だからだろうか、投資家の藤野英人さん(レオス・キャピタルワークスの創業者)が毎日の習慣としてFacebookに投稿している「Three good things(3good)」に、強く惹かれたのだ。

たとえば今日、藤野さんはこのような投稿をされている。(公開投稿なのでここに貼らせていただきます。投稿のリンクはこちら

9/20(月)
1日の終り(場合によっては始まり)に今日のよかったことを3つだけ箇条書きにします。小さなことでも生活の解像度をあげて眺めてみたら素敵なことがたくさんあると思います。ぜひみなさんもコメント欄にご一緒に。また多くの人にいいねをしてあげてください。ニュースを見るとネガティブなことに目を向けてしまい暗くなってしまいますが、世界は素敵なことにあふれています。#3goodthings
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①レストランNAZ
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軽井沢のレストランNAZ。平井紗季子さんがおいしいと言っていたので間違いないと思っていたけど、本当にひっくりかえるほどおいしかった。二度以上通いたいレストランリストに書き加えました。軽井沢の天気も最高で、浅間山も青空に映えていました。
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②ある町長との懇談
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非常にそれも楽しかった。地方の首長をするというのはやりがいや楽しさも十分にある仕事ですね。もちろん、困難もしがらみもあるとは思うけど。それはまあどの仕事も同じ。
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③新刊の表紙
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の案がでてきました。二案あるけど、どちらもそれぞれ良し悪しがあり判断できず、著者としては出版の営業の人に決めてもらうことにしました。今年は2作め。これから3作目の作成中。

ポジティブ心理学を研究をするマーティン・セリグマン教授によれば、「毎晩寝る前にその日の良かったことを3つ書く。これを1週間継続すると、その後半年間にわたって幸福度が向上し、抑うつ度が低下する」とのこと。

詳しくはこちらの記事を読んでみてほしい。

藤野さんがいつからこの習慣を始めたのか忘れてしまったが、少なくとも上記の記事が2021年2月25日付けのものなので、もう半年以上は継続されていることになる。

彼が最初に「今日からこの習慣を始めます」と投稿したときは、良い習慣だなと思いつつも、正直なところ、数日しか続かないのではないかと思っていた。藤野さんがどうということではなく、新しい習慣を継続するのは誰にとっても難しいことだからだ。

だが、藤野さんは今日に至るまで愚直に続けている。決して無理をしている印象は受けず、むしろ本当にプラスになっているのだと感じる。というか、プラスになっているから続けているのだろう。

で、ぼくは半年以上、ただ藤野さんの3goodを眺めていただけだったのだが、先日、MATCHA代表の青木優くんと朝活したときに、「日々を雑に生きてしまっているような感覚があって、それでいうと、藤野さんが続けている3good、いいよね。真似しようかな」と何気なく話したら、「確かにあれいいですよね。俺もやってみようかな」と優くんはあっさり言うので、いかん、これでぼくがやらなかったらただの口だけ人間だ、という焦りを感じて、早速その日の夜から勢いでスタートしたのである。

Twitterに載せようとすると、自ずと140字に収める必要があるので、ほんの一言ずつしか書けない。しかし逆に、それが継続のしやすさにつながると思う。「#3goodthings」のハッシュタグもお忘れずに。

3goodの習慣により、「こぼれ落ちるような日々」が解消されたら嬉しい。貴重な人生の時間を、取りこぼしたくない。実際やってみると、自己肯定感が高まる感覚がある。日々の良かったことをしっかりと噛み締めて、積み重ねるように生きていきたい。

余談だが、藤野さんのFacebookをフォローすると、日々非常に価値ある投稿が流れてくるので、強くお薦めする。

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中村洋太
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