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実はアパレル販売員がお客様に対して迷惑だと感じている10の行動

こんにちは、スタイリストの吉﨑です!

今回は、アパレル販売員目線で実はお客様の事をこんな風に思っているよってことを共有してみたいと思います。

ネット上などではいつも「お客様目線」での買物や販売員に対する客観的な意見や情報が多く書かれていますが、「販売員目線」ってあまり情報が無いですよね。

買う側が神様のように崇められるのは実は日本くらいなんです。

何が良いとかでは無いのですが、海外だと「対等」。なぜなら、「商い」とは昔、紙幣などの金銭が存在する前は欲しいと欲しいの物々交換で成り立っており、対等に行われることが商いだからです。

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しかし、お金ができてからお金を持っている人が「上」「偉い」というイメージが定着し、「欲しいから買いたい」という対等な買物の姿勢から、「買ってやるか」という上からな姿勢へと変化。

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それは、売る側にも原因があります。

なぜなら、モノがありふれ過ぎており、買い手は多くの情報、ブランドの中から選択をしなければならなくなっていったからです。

選ぶ=選択・判断するのって手間とヒマがかかりますよね。

そういった原因もあり、「じゃここで買おうか」「買ってやろうか」という買い手の自然な心理になります。

しかし、売り手も人。

お客様の中には、強情だったり自己中心的な方や常識が無く販売員を困らせてしまう方がいらっしゃるのも事実。※もちろん逆もしかり。

そこで、メディアではあまり取り上げられない「販売員目線」の気持ちを、これまで15年の間、実際に販売をしてきて僕がお客様に対して困るなぁと思った事を代弁して共有してみたいと思います。

※ファストファッションではなくセレクトショップでの視点になります。


迷惑行為①試着の仕方

これが一番困る事が多い行為の項目だと思います。

1つは、勝手に試着する。

なぜ勝手に試着するのは迷惑なのか、これはすべてのショップがそうでは無いのですが、高価な商品だと分かりやすいです。汚したりシワをつけてしまったり、伸ばしてしまって売り物にならなくなることもしばしばあり、靴なんかもかかとをつぶしてしまったり、先にシワを入れてしまったりもあります。

多くのショップは、店頭で勝手に試着して頂くことはたいていOKなのですが、そうでないショップや商品もありますので、ひと声かけると販売員も親切に対応してくれます。※もちろん、販売員もちゃんとお客様にお声掛けをしないといけません。

2つ目は、夫婦やカップルで試着室に入りっぱなし。

これはかなり嫌がられてます。他に試着室を待ってるお客様がいればなおさら。中でなにをしているかわからないですし、そもそも試着室はユニクロなどの家族用試着室とかでない限り、効率的に使って頂くためにも一人で入る事がマナーです。

よく見かけるのは、どちらかが試着をしてサイズ違いや他の商品をパートナーが勝手に試着室から出ていって店頭から持ってくる行為。

何点試着室にもちこんでいるのかこちらも把握できませんし、店舗によってはおひとり様何点までなどのルールもあります。

3つ目は、店員に見せずに長時間使う。

中でじっくり見るのは良いのですが、10分15分たっても一向に出てこない方いらっしゃったりします。もっと長い人も。お声掛けしても「大丈夫です」の一点張りで、販売員に耳を傾けないなど。一人で悩むならプロに相談したほうが早く悩みが解決する事もありますし、試着室を待っている人がいればなおさら配慮をしてあげましょう。


迷惑行為②商品の扱い方

値段が知りたくて、商品の首をグイっと引っ張ってタグを取り出す行為はかなり販売員は嫌がります。理由は簡単で伸びるからです。

めんどくさいのは分かりますが、しっかりハンガーを手にとったりして、首を引っ張らないように注意しましょう。

あとは、雑に開いて投げ捨てるようにポイポイ散らかしていく方。もちろんおたたみは販売員の仕事。ただ、商品は「お金」です。ゴミじゃないので、もう少し配慮すると販売員の目線も柔らかくなるでしょう。

商品を引っ張ってハンガーをずらしていく。ハンガーが詰まっていると、見たい商品がわかりにくくて、隣接した商品をずらしたりしますよね。その際に商品の袖などを引っ張ってハンガーをずらすのは伸びたりするリスクもあるので注意しましょう。


迷惑行為③新しいものをお願いします

これは年々流行ってきていますが、本当は嫌がっています。

店頭にある商品=「中古」ではありません。新品であり売り物です。買取ショップに持っていってもSランクです。

もちろん、誰かが試着したのは嫌だし、どうせならサラな状態のものをという気持ちもわかりますが、「失礼ですが店頭に出ていないものを頂けますか?」など伝え方を工夫した方が良いかもしれません。

「これ、新しいやつ下さい」と真っ向から言われると、「いや、売り物ですけど?」と販売員もヒトなので少し不快感を覚えます。

さらにはレジでお客様が並んでいるときに、順番が来たときに言われると他のお客様も困るのでレジに並ぶ前に伝えておきましょう。

ギフトなんかの時は多いですし、ダメではないのですが、やはり配慮ですね。


迷惑行為④無視

言うまでもなく、販売員もヒトです。

結構メンタル傷つきますw


迷惑行為⑤導線つぶし

店の入り口でずっと立ち話したり、狭い通路で長話しなどしていると他のお客様がお店に入りずらくなったり、見たい商品が見れません。

ショップの中は自宅ではなく、ほかの人もいますので少しだけ周りに配慮するといいですね。


迷惑行為⑥お客様都合での返品交換

これはきついですw

帰って見てみたらイメージと違った。がかなり多いですね。

販売員としては「そんなの知りません」といった感じです。

「買う」という自分の「行動」に「責任」を持ちましょう。

もちろん、店頭では勢いで買っちゃったり、販売員に乗せられてなんかもあるかもしれませんが、買うという「選択・判断」はお客様の「自己責任」です。

勘違いしている方も多いですが、「クーリングオフ」も、売り手がお客様に電話や自宅へ出向いて物を売った時に適用されるもので、お客様が自分の足でお店に出向き、自分の意志で買物されたものは適用されません。

返品の処理や管理対応なども手間がかかりますし、売上も減るのでかなり迷惑な行為になります。

他には、似たようなものを持っていたとか、ギフトで同じものをもらったとかも。「知りません」が本音です。

ほとんどのショップが未使用でタグなども付きっぱなしできれいだったら返品や交換を受けてくれますが。かなり嫌がられるでしょう。


迷惑行為⑦取り置きの仕方

「ちょっと他も見てくるので取っておいてください」

イヤですw

来るかどうかもわからないのに取り置きはしません。(するところもありますが)しかも、それで売り逃しになったりすることもありますし、管理面での手間もかかります。

取り置きというのは、買いたいけど何らかの理由で買えない時にショップと約束して保管してもらうものです。

買うかわからないのに、自分の都合だけのためにちょっと取っておいては非常に迷惑になります。


迷惑行為⑧「大丈夫です」

販売員がお声掛けをした際に、「大丈夫です」といってお断りを入れる方多いですよね。

もちろん、別にいいのですが状況によっては迷惑になることがあります。

それは、勝手に試着してるときに販売員が声をかけるときです。なぜなら、前述で記したように商品が伸びたりするのが困るから声をかけたりしているからです。サイズ違いのご案内など、お手伝いをしたいという良心もありますし、きれいに試着を楽しんでもらう為でもあって声をかけます。

大丈夫じゃないからお声かけをしたのに「大丈夫です」と言われても「いやいや大丈夫じゃないってば」という感じなのです。

明らかに体系より小さいサイズを試着されて商品が伸びても困るので、少し高めのショップなどでは特に注意しましょう。


迷惑行為⑨飲食しながら店内をみる

言うまでもありません。

本当に迷惑です。
こぼして汚したりしたら買い取って下さいね。


迷惑行為⑩無断で写メや動画

ショップによって、館などの施設によってが写真禁止のところがあります。

実はルミネなどもその一つです。

店員に許可を取らずに、お構いなしにパシャパシャとっているときっと冷たい目で見られています。

彼氏彼女に見せたいからとか、ちょっと検討したからとか理由は何であれ、一声かけた方が良いでしょう。


などなど。

もちろん、販売員の中にも常識の無いスタッフや気が利かないスタッフなどもいますが、このような内容でお客様に対して迷惑だなぁと思うスタッフは多いと思います。

この内容を見て、なんで客なのに気を使わなければいけないんだと思う人もいるかもしれませんが、それも別に否定しません。

ただ、販売員はこう思っているよと言うことを書いただけなので。

しかし、販売員と良好な関係作りをした方が、お客様にとってのメリットも多いのです。

このお客様は親切だなと思われると、必要以上に丁寧な対応をされやすくなります。そうすると、いろんな情報をもらえたり、得する情報を教えてくれたりし、仲良くなるともっと楽しい買物ができるかもしれません。

どうせ買うならお互い気持ちよく買物したいですからね♪

是非、いつもの買物に少し意識をしてみて接客されることを楽しんでみましょう!



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吉﨑洋介
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