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【詩】 休日

厚い文庫本
お気に入りのカバンに忍ばせて

熱いコーヒー
お気に入りの窓際に腰かけて

花屋の軒先
かわいらしいコスモスに
目を奪われ
足を止める

またいつか
ひどい夜がやって来て
ぺしゃんこに
押しつぶされてしまうかもしれないけれど

穏やかな この時間
かきあつめるようにして
ありがたく
味わうこと
少しずつ
覚えてゆくんだ

No.107


※ X投稿詩を書き直したものです。

お読みいただきありがとうございました。なにか感じていただければ幸いです。