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ワールドシリーズ初戦の見方ー同じピッチャーなら3打席あれば打てる。Three Time Penalty Rules

今回、初めてワールド・シリーズ序盤を観る方に幾つかのポイントを上げておこう。1番大事なのは、ピッチャーである。大谷、ジャッジに注目が当たっているが、初戦は、ピッチャーの調子に注目すべきである。

メジャー・リーグのバッターのレベルでは、同じピッチャーと3打席当たれば対応できるというデータが知られている。これを「スリー・タイム・ペナルティー」(Three time penalty rules)という

(リーグが違うため、レギュラー・シーズンでは、ほとんど当たることはないので、初見のピッチャーが多い。また、WSは少なくとも4試合、最後まで行くと7試合する。レギュラーシーズンは、ほとんどのカードは3連戦である。短期間に7試合するので、同じ対決が多くなる)

そのため、同じピッチャー対バッターの対決をできるだけ避けたい。ワールド・シリーズの序盤では、できるだけピッチャーを使いたくはない。

先発投手にも長く投げてもらいたいが、ここにも「スリー・タイム・ペナルティー」が働く。先発投手としては、できるだけバッターを出塁させずに、打線が3巡目に入る前に、リリーフと代わるのが理想だ。

逆にバッターは、同じピッチャーのボールを多く見ることが序盤戦のカギとなる。

とりあえずは、「スリー・タイム・ペナルティー」という法則をワールド・シリーズの序盤は意識して、監督の采配を見るのも興味深いであろう。


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