【バッチが走る】って具体的にどういう事なんですか?
お世話になっております。 食×IT 複合作家の内田です。食のお話を楽しみにフォローしている方は、今回はジャンルが違いすみません🙇♂️
今回は「バッチが走る」の意味についてです。
よくエンジニアの人達が「この時間にバッチが走る」とか「バッチを作ってみます」などの会話をしてるけど、いまいちピンとこない・・。
このような相談を受けたので、バッチについて記事を書いてみました!
どんなときにバッチを走らせる?
まず、どんなときに「バッチ」を使うかをお話したいと思います。
例えば、システムが止まると、システムを利用できなくて、困る人がたくさんいると思います。でもシステムを止めて、設定を変更しなければいけない事は、しばしばあるんです。
これがいわゆる、メンテナンスと呼ばれる作業なのですが。通常このメンテナンスは、システムを利用する人がいない、深夜・早朝などに行われます。
このように、日中の時間帯にできない事って、いっぱいあるんです。
誰かが、深夜・早朝の時間にメンテナンスしに来るやり方でも良いのですが、これをやると、担当者は大変だし、時間外のコストもかかります。うーん困った・・。
こんなときに、自動化を検討する訳です!
自動化は【自動化するためのファイル】を作って、スケジュールした時間に実行する事により、実現します。
この【自動化させたファイルを動かす】を実行される事を、バッチを走らせるというのです!
どんなファイルなのか?
このファイルには「どこの何を?どう操作するか?」が記述してあります。
これを【バッチファイル】と呼びます。そしてこのファイルを実行して動かす事を【走らせる】と言うんです!
では・・具体的にどんなファイルが動いているのでしょう?
実は、簡単なバッチファイルを作って、スケジュールで動かすのは、実はWindowsのPCでもできます。
もしお時間のある方は、この記事に手順を乗せておきますので、一度やってみてください。やってみる事が一番理解につながります。
実際にやらなくても、記事をみて頭の中でイメージして、実際にやってる気分になるだけでも、全然OKです😆
実際にやってみよう!
まず、今回のシナリオはシンプルにこんな感じです。
Cドライブにある【Work1】というフォルダの中にあるファイルを、Cドライブの【backup】というフォルダへ、指定した時間になったら、自動でコピーします。
事前準備
① それでは早速準備から!まずCドライブの下に以下の名前で2つのフォルダを作りましょう。
【work1】【backup】
②そして作成したフォルダ【work1】に何でも良いので適当にファイルをぶっこんでください。準備はこれだけでOKです!
バッチファイルを作ってみましょう!
次は、実際にバッチファイルを作ってみましょう。
① まずメモ帳を開いて、こちらをコピペして下さい。
copy /y c:\work1 c:\backup
②そしてこんな風に【batch.bat】ファイル名の後ろに「.bat」という拡張子を付けて【work1】のフォルダに名前を付けて保存して下さい。
③保存したファイルが、歯車の付いたアイコンに変わったら成功です。
④このファイルを試しにクリックしてみて下さい。正しく動作していれば【backup】の中にファイルがコピーされる筈です。
⑤次のテストに備えて【backup】のフォルダ内を空にしておきましょう!
この歯車のファイルを実行すると、ファイルがコピーされる事がわかりましたでしょうか。次は、これをスケジュールで実行させれば、自動化になるわけです。
バッチファイルのコマンド
※この項目は、もっと詳しく知りたい人だけ、読んでみてください。
Windowsは色々な【コマンド】が用意されています。
そして、今回バッチファイルは数あるコマンドの一つである「Copy コマンド」を使いました。
※参考コマンド一覧(外部リンク)
PCで操作できる動作は、大体コマンドが用意されてるので、複数のコマンドを順番に実行する事で、自動化させる事ができるのです。
スケジュール実行してみよう
次は作成したバッチファイルをスケジュールで実行させてみましょう。
Windowsの【タスクスケジューラー】という機能を使えば、設定した時間にバッチファイルを実行する事ができるのです。Windows Serverは、よくこの機能を使って、夜間バッチを走らせたりします。
では早速やってみましょう。
①【Windowsキー+R】を押して下さい。
②するとこんな画面が出てくると思うので、ここに【taskschd.msc】と入力します。
③タスクスケジューラーが起動します。
④【タスクスケジューラライブラリ】を右クリック >【新しいフォルダ】を選択します。
⑤フォルダに適当な名前を付けましょう。
⑥作成したフォルダが左メニューに表示されたら、そこから更に【右クリック】 > 【タスクの作成】を選択します。
⑦タスクの作成画面を赤枠の様に設定します。(名前はお任せします)
⑧全般のタブを設定したら【トリガータブ】>【新規】を選択します。
⑨ここで【いつ実行するか?】スケジュールを指定します。いったん30分後にして、後で実行されているか確認しても良いかもですね。
設定したら【OK】を押して下さい!
⑩次は【操作タブ】 > 【新規】を選択します。
⑪ここで作成したバッチファイルを参照して選択します。指定をしたら【OK】を押しましょう。
⑫OKを押すとユーザー認証がでると思いますので、これが出たら、ログインするときと、同じユーザー名とパスワードを入力して下さい。
⑬設定がされると、このようにスケジューラーが設定されます。
⑭後は【Backup】フォルダを設定した時間に確認いただいて、ファイルが作成されていれば成功です!
うまくいきましたでしょうか?、実際にやらなかった人も、読んでみてイメージができればOKだと思います!
最後に
今回は、バッチについて解説させていただきましたが、イメージできましたでしょうか?今回のように、話だけではピンとこないけど、実際にやってみると、意外と簡単な話だった・・みたいな話はIT業界にはたくさんあるのです😆
以上、バッチファイルについての解説でした!
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