痛みがすぐ消える人と長引く人
鍼灸のみならず、接客業をしてきた私にとって、非常に共感できる記事を見つけたので残しておこうと書きました。
~フェイシャルエステに勤めていた時~
エステサロンで働いていて、長年疑問に思っていたことがありました。
実際私自身、効果を感じ顧客からスタッフになった仕事だったので、とても楽しく仕事をしていました。
音波振動でお顔から首や肩回りを片方づつ施術しリンパの流れを促進、浮腫みを取りスッキリとした顔立ちに仕上げていきます。
仕上がり後はとてもスッキリし肩や首コリも楽になりますが、同じ時間、同じようにやっても、筋肉の硬さや凝りの度合いで、仕上がりはまちまちでした。
これは当たり前のことなのですが、疑問だったのは、お客様が思う効果の感じ方の差です。
「この人筋肉硬くて変わりずらいなぁ~一回じゃあまり変わらなかったな…」
なんて思っていても、本人は非常に効果を実感してくれることもあれば、
逆に、すごい変わった!!と思っても、本人は効果をあまり実感してなかったり。
もちろん美意識の差もあります。あまり、自身の顔に関心がなかったり、そこまで「美」に関して貪欲ではない方は、どちらにせよ「効果」に関しても無頓着なのであまり実感できないでしょう。
しかし、同じような美意識がある人で比べてみても、効果の感じ方にこれだけ差があるのはなぜだろうと思っていました。
現在、鍼灸師になるため学校に入り、マッサージや治療院の受付をしていますが、マッサージに関しても「ほぐれやすい人」と「なかなかほぐれない人」が居て、鍼灸院で先生の助手をしていても、使う鍼や刺す深さにあまり変わりはないのに、すぐ「痛い」と言う人と、そうでない人がいます。
「痛みが早く消える人」と「長引く人」がいる
著者は、鍼灸整体サロン「鍼林浴」代表の笠原章弘氏。これまで20万人以上の治療実績をもとに、同じ症状でも痛みが早く消える人と長引く人の違いに気づいたのだそうです。
それは、「性格」「思考・言葉グセ」「生活習慣」「治療の取り組み方」次第で決まってくる、というものです。
「性格」面でいうと、楽観的で素直、未来志向で生きている人ほど、痛みがすぐに消えていくと言います。
「もう5割ラクになった!」と良くなった方に意識を持っていける人のほうが、「まだ5割も痛い!」と残っている痛みに注目する人よりも早く痛みから解放されるし、
「原因を追究する人」はその原因を改善しようとするのでどんどん症状が消えていくが、「病名を追究する人」は、その病名にやたらと詳しくなり、病名だけにとらわれることで他の原因を見逃してしまう、結果痛みが長引く傾向にあるといいます。
「整理整頓が得意な人」は痛みが早く消え「片付けが苦手な人」は長引く
笠原氏いわく、整理整頓=モノの置き場所が決まっていて、使ったら元に戻すことができるということ。
身体でも同様に、使った骨や筋肉、神経などを元の状態に戻すことこそ大切なのだそう。睡眠をしっかりとる、背骨の歪みを整える、筋肉を軽く使ってほぐすといった身体の整理整頓が、たとえ痛みが生じてもすぐに消えていくカギなのだそうです。
「思考グセ」や「言葉グセ」によっても、痛みの長引き度は大きく変わる
「不平不満や愚痴をよく言う人」は言わない人に比べて治りが遅いそうです。なぜならば、マイナスな言葉を一番近くで聞いているのは、自分自身の耳だから。不平不満や愚痴などネガティブな言葉は、※コルチゾールなどのストレスホルモンが分泌され、痛みが増幅することがわかっています。
※コルチゾールは、副腎皮質から分泌されるホルモンの一種。 主な働きは、肝臓での糖の新生、筋肉でのたんぱく質代謝、脂肪組織での脂肪の分解などの代謝の促進、抗炎症および免疫抑制などで、生体にとって必須のホルモン。心身がストレスを受けると、急激に分泌が増えることから、「ストレスホルモン」とも呼ばれています。
「日頃からなにかにつけて感謝する習慣がある人」は、※オキシトシンなどのストレスを抑制するホルモンが分泌、痛みの緩和に繋がります。
※オキシトシンは、脳の下垂体後葉から分泌されるホルモンであり、9個のアミノ酸からなるペプチドホルモンです。 女性が母親になると同時に多く分泌されるホルモンで、別名「愛情ホルモン」と言われています。ストレスを癒して心身の健康図る役割をしています。人と人との肉体的な接触や、簡単なボディタッチでも分泌されるといいますが、触るものといえば「キーボードかスマホ画面」という、21世紀ニュータイプなわれわれ現代人は、明らかに「オキシトシン不足」になりやすい状況にいます。
ほかにも、「人の話を素直に聞く人」や「ポジティブ思考の人」は早く痛みがなくなり、「自分の考えを押し通す人」「ネガティブ思考の人」は長引くなど、すべて、実際の患者さんとのやり取りや治療した結果が踏まえて書かれています。
エステでもマッサージでも、治療院の助手をしていても、
何度も来ているとお客様や患者さんのことがわかってきます。
本当にこの記事の内容がよく当てはまる。とても参考になりました。
要はハッピーに生きているのが一番の治療だってこと。私は7年間チアリーディングと言う競技をやっていましたが、チアリーディングは痛くても辛くても常に「とびっきりの笑顔」が求められ、審査の基準にもなります。
でもね、痛くても、辛くても、空元気でもいいから笑ってると、本当に笑えてきちゃうんですよね(笑)
当時培ったチアリーディングスピリッツは、ずっと大事にして生きています。
鍼灸師になっても、更に大事にしていきたいなと思いました。
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