#153 苦行読書が鍛える「強い心」と「確かな成長」。
おはようございます。
本を読む上で「一冊のうち、全部を読む必要はない。」という意見を耳にします。
特にビジネス書はこの意見が多いかな。その理由としては「知っている箇所を読み飛ばした方が時間短縮になる」「興味がある部分だけを読む方が身に付く」というのがあるんよね。
「なるほど、もっともな意見じゃな」と思うわ。
個人的には、ビジネス書は一冊全部を読んだ方がいいと思っています。
ビジネス書には、一本筋の通ったテーマがある場合が多くて、その主張を補強するために章や項目が作られとるんよ。じゃけぇ全部読んではじめて全体像がつながるんじゃないかと思うんよね。
例えるなら、フランス料理のフルコースみたいなもんじゃな。一品一品も美味しいけど、全体を通して食べることでシェフのメッセージが見えてくる。そんな感じ。
フランス料理のフルコースを食べたことはないけどw
小説の場合はより一層この色が強いけぇ、「飛ばしながら読む」というよりも「読むのを辞める」という選択肢の方がいいことが多いんじゃろうなぁと思ってます。
今回はこの「小説を途中で辞めるか、読み切るか」について、わしの考えを書いてみようと思うわ。ここまで来るのが長かったなぁ。ドラゴンボールの孫悟空にしっぽが生えている理由を知るまでのストーリーくらい長かったわw
さて、わし自身は「どんな小説でも一冊を読み切る方がいい」と思っています。つまり途中で読むのを辞めん方がいいちゅうことじゃね。
「自分に合わん小説を読むのは時間がもったいない」と思うかもしれんけど、完読することで得られることもあるし。筋トレのようなもんじゃけぇ。
どういうことかと言うと、いつも言っとるように本を読むことは能動的な行為じゃけぇ、自分がやろうと思わんとできんのんよ。能動的な行為はしんどいから、ちょっとしたきっかけで止まってしまいやすいんよ。
テレビをイメージしてみるとよくわかると思うわ。
テレビを見ることって能動的な行為じゃけぇ自分に意欲が無くても延々と見ることができるよね。「よし!今日はテレビを見よう!」と固い決意をしてからテレビを見る人は稀じゃろうし、だいたいの人は何となくテレビを点けて、何となくテレビを見ようるんじゃなかろうか。じゃけぇ、テレビを見るのを辞めた所で、そこまで大きな影響は出んじゃろう。
一方で能動的な行為である本を読むことを続けると、集中力や理解力、広い視野などの能力が磨かれるし、反対に辞めるとこれらの能力が少しずつ落ちてくるんじゃなかろうかと。続ければ能力が磨かれるし、辞めれば能力が落ちてくるという意味では筋トレに近いと思うんです。
さらに面白くなかったり、難しい小説を読むのは負荷の高い筋トレをするようなもんじゃけぇ、より一層の能力向上が期待できるんじゃわ。
例えばわしはこの間まで時代小説を読んでいました。
内容は面白かったんじゃけど、時代小説特有の時代背景だったり言葉づかいだったりが慣れとらんけぇ、そこの難しさは感じたんよ。
それでも完読したあとに今度は現代小説を読んどるじゃけど、思った以上に内容が頭に入ってくる感覚があるんよね。もちろんその小説の難易度もあると思うんじゃけど、それを加味せんかったとしても時代小説を読んだ後じゃけぇ理解が進むというのはあると思いますわ。
じゃけぇ、個人的には時間がかかってもいいけぇどんな小説でも一冊読み切るのがいいと思っています。わしも時々、苦行のように感じる小説があるんじゃけどねw
でもそれを読み切ったら、その次に読む小説の理解が進む以上にいろいろな能力がアップしとると思うんよね
もちろん忍耐力もw
わっしょい(・∀・)ノ