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#156 小さな本屋を10個作る「分散型本屋思考」。

おはようございます。

町の本屋さんがどんどん減少し、残るは大型書店のみという記事をよく見ます。
場所によっては本屋さんが一軒もない市町村もあるらしいし。今回はそんな「本屋の減少」について考えてみましたわ。

本屋さんが減る理由を改めて整理してみると、大きく2つの軸で考えられるんじゃないかと思います。
1.本を読む人の数や、読書に費やす時間の減少
2.紙の本の出版量の減少(新刊や増刷の動向)

この2軸について、どちらも増えるとは考えにくいけぇ、現状維持か減少のどちらかじゃろうな。ほんで、導き出した仮説は下記のとおりですわ。

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① 本を読む人の数や読書時間数は減っていない。紙の本の出版量も減っていない。
→ それならいいじゃん!になりますねw これなら本屋が減らんけぇ今回の話に全く関係ない(苦笑)
② 本を読む人の数や読書時間数は減っていない。紙の本の出版量は減っている。
→ デジタル書籍を読む人が増えている。もしくは図書館を利用する人が増えている。これだと確かに本屋さんは減少するわな。
③ 本を読む人の数や読書時間数が減っている。紙の本の出版量は減っていない。
→ ニーズがないのに需要が増えているというおかしなケースです。唯一考えられるのはインテリアとして本を使うということかな?
④ 本を読む人の数や読書時間数が減っている。紙の本の出版量も減っている。
→ これが一番しっくりくる仮説じゃな。「そりゃそうじゃ。」という感じですわw
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この4つ仮説の中で本屋さんが減少する理由に一番近いのは④じゃろうなぁ。
単に人々が忙しいだけじゃなくて、NetflixやYouTubeのように他にも手軽に楽しめるエンタメが増えてきたけぇ、本を読む人が絶対的に減っとるじゃろうね。

さて前振りが長くなったんじゃけど、個人的には「本屋が多い町は面白い町」だと思っています。
特に大型書店ではなくて、お店ごとに特色がある個人書店が増えるともっと面白いよね。一方で上記の仮説を考えると、これからの時代に個人書店が生き残るのは相当厳しいと思うわ。
それならどうするか。そこに一箱古本市の可能性があると思うんよ。

一箱古本市っちゅうのは文字どおり、「箱ひとつ」に本を入れて売る本のバザーのようなもんです。これを既存店舗や何なら一般家庭ともクロスさせればいいと思うんじゃわ。
カフェ×古本市、病院×古本市、美容院×古本市、パン屋×古本市、一般家庭×古本市などなど。
町全体を本屋さんに見立てるというイメージじゃな。
例えば100冊の本を置くお店・民家を10軒作れば1000冊の本を置く書店と同じスケール感になるよね。むしろ一店舗でまとまるよりも、町全体に点在しとる方が回遊性が生まれて、相乗効果は大きくなると思うんよ。古本市をやっているお店が別のお店を紹介するようなコミュニティがあっても面白そうじゃし。

他には店主ごとに置いてある本の特性が出すとか、コラボ商品を考えるのも面白そう。新刊と古書を混ぜる他に、同人誌や地域を特集した本を集めるのも面白いじゃろうなぁ。
図書館との住み分けや経済という視点で考えると、貸し出しやフリーペーパーではなくてあくまで「販売」というスタンスがいいんじゃろう。

わしが住んでいる町はベッドタウンじゃけぇなかなか難しいけど、都心から車で1時間くらいの距離にあるエリアは相性がいいような気がするなぁ。
「本」というものを扱うのは結構手間がかかるんじゃけど、まちづくりの視点で本屋の将来を考えるのも面白いわな。
わしも将来、本屋を経営したいけど、この視点で考えてみるのもアリのような気がするなぁ。

まぁ選書が偏らんようにせんといけんけどw

わっしょい(・∀・)ノ

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