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腸内環境と政治の類似性

争いの絶えない政治に、嫌気がさしている若者は多いに違いない。
しかし、未熟な私達人類にとって、争いの無い政治には国の行き先を見失う危険性が伴う。
だからこそ、多様な角度から物事を見据え、最善の道を選んでいく作業が必要なのも事実だ。
ゆえに、政治では様々な意見をぶつける事が望まれる。
そして、この体制は『人間』という生態を見ても、いまなお繰り返されている事実を、人体の真理の一つを元に解説してしきたい。

腸内には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌が2:1:7の割合で存在するとされている。
中でも日和見菌は、善玉にも悪玉にも立場を変える存在。
常に、勢いのある方に立場を変える存在が日和見菌である。
健康を保つ善玉か、健康を害する悪玉か、日和見菌を除いた残りの3割の状態で、人の生死にまで影響してしまうと言うことだ。
ゆえに、健康を維持できる正しい方が、常に勢いを増している事が求められる。

それは国も同じ。
多くの人は、問題の正しさには興味が無いため、議論にも参加せず、投票をすることも無い。
それは、選挙の投票率を見れば一目瞭然だろう。
投票しないという選択は、勢いのある方に加勢していることになる。
その立場は、日和見菌のそれと同じだ。

大切なのは、善悪の決着を付ける事が、国の健全性を保つ事に繋がるということ。
おおいに議論を交わし、より正しい道を模索していく事が、政治にも求められている。
ただ、善玉を装った悪玉の存在には気を付けなければならない。
腐りやすいものは、いつの時代も古くなったものから。

知らぬ間に、命まで奪われる事にならぬよう政治を監視し、その時代、その時代の若者達が、現場の生の声を挙げ続ける以外に、健康を保てる道はないということを知って欲しい。

人間の腸内で行われている活動が、そのまま現実でも繰り返されているという事実。

言い換えれば、それがこの世の真理の一つであるがゆえに、社会でも目に見えた活動として、現れてくるのだと言える。

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