【百年ニュース】1921(大正10)4月12日(火) 日本初の市民による生活協同組合(コープ)が神戸で誕生。労働運動指導者賀川豊彦が中心となり「神戸購買組合」創設。米や醤油など日常必需品を販売。年末までに1,246人の組合員を獲得。黒い自転車で組合員宅を回り御用聞きをした。当初は大杉栄らアナーキストの妨害もあった。現在でもコープ神戸は世界的にみても最大クラスの生活協同組合である。
日本初の市民による生活協同組合、いわゆるコープが神戸で誕生。労働運動指導者の賀川豊彦が中心となり「神戸購買組合」創設。米や醤油など日常必需品を販売。当初は10人の組合員でスタートしましたが、年末までに1,246人の組合員を獲得。黒い自転車で組合員宅を回り御用聞きをした。
現在でもコープ神戸は世界的にみても最大クラスの生活協同組合で、組合員数は168万人と日本最大です。神戸市民はコープのことをさんづけで、コープさんと呼ぶことで知られています。大正10年の発足以降、1950年代まで続いた御用聞きサービスで、毎日自転車でやって来ては、ときには無駄話をして帰って行く「神戸購買組合」の配達員を、市民は「購買さん」と呼んだそうですが、今でも市民に『コープさん』と呼ばれるのは、その名残なのかもしれません。
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