【百年ニュース】1920(大正9)9月30日(木) 台風が首都圏を直撃。夜半の暴風と豪雨で被害甚大。低地の渋谷一帯は冠水し屋根上浸水の家屋も。深川は浸水3,000戸以上。牛込新見付(市ヶ谷)ではトンネル崩落。五反田駅など各地で電車転覆。東海道線は全線不通。停電による暗黒で全市に混乱が拡がる。
被害が甚大だった横浜ではがけ崩れや家屋流出など相次ぐ。停電で暗黒のなか低地での雨水氾濫が著しく,特に横浜市西戸部町では北側堤防が決壊し,家屋流出1,000戸以上,死亡19名の被害。町内の願成寺で追悼会が開かれ犠牲者供養塔が建てられた。神奈川県内全体では死者66名を数えた。
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