【百年ニュース】1922(大正11)年1月21日(土) 英国の俳優ポール・スコフィールドがバーミンガムで誕生。オックスフォード大学を中退し俳優となり,シェイクスピアを演じる。1966映画『わが命つきるとも』でアカデミー主演男優賞受賞。1994『クイズ・ショウ』でアカデミー助演男優賞候補。2008没,享年86。
英国の俳優ポール・スコフィールド(Paul Scofield)がバーミンガムで誕生しました。生後数週間で一家はサセックス州ブライトン近郊に移りました。父親のエドワード・ハリー・スコフィールドは英国国教会の牧師でブライトンのハースト・ピアポイント教会学校の校長でしたが、ポール・スコフィールド自身はローマ・カトリック教徒だった母親の信仰で洗礼を受けました。
中学時代からシェイクスピアの演劇に強い興味を抱き、高校時代にはあまりに演劇に熱中するあまり、高校を中退しました。第二次世界大戦の勃発後に英国陸軍に志願しますが、身体検査で足の爪先に障害が見つかり(ブーツが履けなかった)失格となりました。
1940年にウエストミンスター劇場で米国の劇作家ユージーン・オニール作『楡の下の欲望』で舞台デビューし、のち舞台俳優として活躍しました。のち映画にも進出しますが、ポール・スコフィールドは生涯に渡り、舞台における古典劇、特にシェイクスピア劇を大事にしました。
1966年公開の映画『わが命つきるとも』でアカデミー主演男優賞を受賞し名声を確立しました。米国ではアカデミー賞、エミー賞、トニー賞の三冠を達成しました。晩年の1994年にも『クイズ・ショウ』でアカデミー助演男優賞の候補となりました。2008年に白血病により死去、享年は86歳でした。
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