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【百年ニュース】1921(大正10)3月26日(土) 夜7時50分,新宿三丁目で火災が発生。北西の強風にあおられ,暗闇に四時間にわたり燃え広がる。付近の500戸が全焼する大火となり,新宿御苑も一部建物が焼失。新宿2丁目の大宗寺,花園神社など周辺の寺社や施設ほか,新宿御苑が急遽正門を開放し罹災者を収容した。

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前年開館したばかりの映画館「新宿武蔵野館」は,この火災のため上演を取りやめたが被害は免れた。翌日一日休館したのち,28日より上映を再開した。

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この新宿大火に際し,新宿御苑が正門を開いて柔軟な対応をし,多くの被災民を収容したことに対し大正天皇が嘉賞。救恤金5,000円が下賜され,東京府の遠藤柳作産業部長が28日受取りのうえ,災害の程度に合わせ配分した。

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遠藤柳作



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吉塚康一 Koichi Yoshizuka
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